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第23話・プラモデルとは違うのです


ども、皆さん生きてますか?

俺は生きてます。


現在、造船ドックの整備中です。

工作専用カニ助、通称『カニ工専』達も大量配備して一緒にガンバてます。

いやぁ〜、正直言って造船ドックの整備がこんなに大変だと思いませんでした。

ぶっちゃけ、箱モノを造ったらそれでOK!って思ってたんですが、造船に必要な周辺の設備がある事ある事…。

今更ながら、造船に関わる人達の偉大さに気づかされました。


んでですね。潜水艦を建造するにあたって、いろいろと考えなきゃいけない事があるんですよ。動力はもちろんのこと、推進方式とか武器の魚雷とかね。

何せ、外洋にはメガロドンなる巨大鮫がいるんですよ。他にも怖いヤツらがいるかもしれません。油断は禁物なんです。


偵察用にドローンとかも載せようかな?水中戦闘用に小型潜水艇も良いかもしれない…、なんて思ってます。


いろいろと書き出して、それを元に設計図を書いていきます。

でもね。俺は軍ヲタじゃないんで、潜水艦の構造なんて知らんのですわ。

だから、適当に落書きな感じで書いているんですが…。

大丈夫なのかなぁ…。出来たはイイけど潜れませんじゃ意味ないし…。

潜れないってだけならまだ良いが、浮かび上がれませんってなったら死に戻り確実です。いくらデスルーラ出来ても、潜水艦に閉じ込められるのは怖過ぎです。


先にテスト用の小型潜水艦ゴーレムを試作して、ゴーレムの感想を聞きながら設計図を起こしてみようかな…。うむ、それが良いね。プラモデルじゃないんだし適当は危険がいっぱいです。


そんなわけで、本日は海に来ています。

一応、安全に配慮して西側の湾でテストをします。


では、テスト用のゴーレムを創造していきましょう。大きさは扱いやすく20分の1スケールで良いかな?それでも全長2.5mほどの大きさにはなりますがね。

潜水艦ゴーレムの頭脳ゴーレムコンピューターは別途で創造しましょう。

このゴーレムコンピューターには水上航行や潜航の感覚も覚えてもらうのでしっかりと造り込んでいきたいと思います。


しっかりイメージをしてからのぉ〜。


「ゴーレム潜水艦!!創造!!」


そこそこの大きさの魔法陣が展開していきます。

そして、小さめの魔法陣がその周りを乱舞し、3Dプリンターの如くゴーレムを創造していきます。いつもながら、綺麗な光景です。


チーーーン。


安売りの電子レンジの音は気にしてはいけません。

時間にして3分ほどでしょうか?見事に完成しました。

予定通りの潰れたお饅頭みたいな形の潜水艦です。


お次は頭脳の方を創造してみたいと思います。

潜水艦の大きさに合わせてイメージを固めて……。


「ゴーレムコンピューター!!創造!!」


さっきより小さい魔法陣が展開しました。

ただ、コンピューターという精密機器を創造する為か、物凄く小さな魔法陣がたくさん乱舞しています。光の粒子が踊っているようです。


「うわぁ〜!めっちゃ綺麗!!」


夜のテーマパークでやったら大盛況間違いなしだと思います。

そんな美しい光の乱舞が10分ほど続きました。


チーーーン。


……なんでしょうか?興醒(きょうざ)めしますね。

せっかくの綺麗な光景が台無しです。

でも、コンピューターは完成しました。

高さ30cm幅15cm奥行20cmくらいの真っ黒な箱です。

時折、表面に七色に光る魔法陣の様な模様が浮かび上がるのが、なかなかカッコイイです。とってもファンタジーな仕様になっております。

早速、潜水艦に積み込んでいきましょう。


カニ工専の皆さん、手伝っておくれ。


さすがはカニ工専。滞りなく積み込み作業が終わりました。

防水扉をビシっと閉めて準備完了です。


ではでは、テスト航行をやっていきましょう。

とは言え、コイツは模型と言っても全長2.5mもあるデカブツです。

重量だってトン単位はあるはず、俺一人じゃピクリとも動かせはしません。

なので、ここもカニ工専の皆さんにやってもらいましょう。


みんなぁ〜ファイトだぞぉ〜


そして、カニ工専の皆さんが「んしょ、んしょ」と潜水艦を移動させること数分、波間に浮かべる事に成功しました。


「うむ。良い感じで浮いてるじゃん」


悦にいっていますが、それだけじゃダメです。


「よし!試験航行開始だ。ゆっくりと移動を始めてくれ!」


そう命令を下すと、潜水艦ゴーレムはゆっくりと進み始めました。

感動です。自分が造ったモノが動くのって良いですねぇ。


「うむ、イイ感じじゃん!潜航テストをしよう。その場で潜航と浮上をくりかえしてくれ」


こんな感じで試験航行する事、二時間ほど。さっきと同じようにカニ工専の皆さんの手を借りて潜水艦ゴーレムを陸に引き上げました。

そして、ゴーレムコンピューターを引っ張り出して、さっき造ったタブレット端末を繋いでいきます。


「それじゃあ、試験航行の感じと不具合なんかを聞いてみようかな」


コンピューターには音声機能は付けていません。

間違いや勘違いを少なくする為に文字と図形で情報交換をしていきます。

ゴーレムコンピューターは模型の各所に着いたセンサーのデータを読み取り、高度なアルゴリズムを駆使して最適な情報を提供してくれるはずです。

かなり高度な計算をしているのでしょう。数分の時間を要して結果が表示されました。


『ウミッテ、ショッパイネェーー(´▽`)』


はぁ?

ナニ言ってるのかな?

もしかして、コイツ……。

ポンコツなのかーーーー!?


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