プロットを書きだすと同じ結果になる
この物語は他の作者を侮辱するために書いているわけではありません。
私自身、異世界転生、異世界転移、悪役令嬢、内政チートなどなど、大好きなジャンルで、そればかり読んでいます。同時に悲しいかな、最近は最初の数話を読む必要が全くなく、読み飛ばすことが増えてしまっています。勿論、奇を衒って面白い書き出しをする方もいらっしゃるので、見てはいるのですが、同じ始まりなことが多いので、どうしても読み飛ばしてしまいます。
異世界ものが大好きなかたからしたら炎上ものの作品になっておりますので、読む際は心してお読みください。
取り敢えずここは中世ヨーロッパ風な街並みで魔法がある世界にしよう。どこのヨーロッパだよ。フランク王国か? まかり間違ってもルネサンスの頃をイメージするな。
ひとごろし、暴力なんていくらでもできるし、ちょっと嫉妬に狂った人がいれば、殺してでも改心させる人間が主人公だ。つまり俺だ。
物語を始めるぞ。
なんか転生したり、転移したり、思い出したかして覚醒するぞ。
今日は王太子である兄に、俺才能あるけど政治とかわからないし王位継承争いなんかしないから仲良くしてくれよ、と伝えた。
兄は心底喜んで握手し始める。自慢の弟らしい。
そういえば、解析学の進歩が全くないので紀元前くらいの学力の世界らしい。積分くらい紀元前には考察が始まっているというのに、暗黒時代なくしてどうやって歴史を停滞させていたのだろうか? つまり、ここの世界はまだ火を雷からもらっている様だ。
忘れていたが、俺は魔法も天才的なので物語のイベントは全て一瞬で解決する。ヒロインも可愛いねといえば股を開くのでやり放題だが、それを正直に話すと人気がなくなるので黙っている。取り敢えずやった後記憶を消せばいいだけだしな。
数行前から4年ほどたった後、兄が突然俺のことを敵視し始めた。どうやら能力の差に苦悩しだしたらしい。おそらく俺の葛藤を見せたいイベントなのだろうが、兄にはとっとと覚醒してもらい君も頑張ってるね、と言ってあげよう。
先ほど突然隣国が戦争を仕掛けてきた。大規模戦争で兵士の動かし方を色々うるさく話しているが、隣国はもう地図から消したから、取り敢えず新しい街つくりに行けよ。
重要な話を後回しにしてしまった。かれこれ物語が始まってから8年経っているが、この物語のイベントは一行で終わるから完結まで早い。次の話まで何日も待つ必要なんかない、後数百文字でおわる。安心してくれ。
安心ついでにヒロインはまだ処女にしておこう。ついでにヒロインが認めた女を側室にした。なんだか勝手に、この方なら側室にしてもいいですよ、と言いながらいい女アピールをしてきたが、面倒なのでこの物語を終わりにする。つぎは隣国に行って、学校や銀行作ってそんな考え始めて聞きました、と持ち上げられながら余生を生きますか。
追記、土木作業を魔法でするくらいなら、重機作って後は任せた方が効率いいよね? どうせ不破壊、不故障付きなんだから、メンテナンスとか馬鹿みたい。それが嫌なら浄水場から発電所、各種ライフラインと電波塔や人工衛星を一片に用意すればいい。え、作り方分からない? 想像すればいいんだよ。想像すればすべて解決。魔法使う時いつも行ってるだろ、魔法はイメージなんだって。だから炎が見えるなんて愚行を侵すんだ。本当の火は不可視。
後書き
ステータスとかあっ方が良かったか? 俺のステータスは取り敢えず全部カンストだな。ところで算数しかできない世界のくせにステータスはしっかり理解できるとか、文字も読めないくせにステータスなら読めるとか、どういう意味だ? 心に直接響くの?
感想募集しております。
徹底的に叩きたい、と思った方。
是非小説を書いてください。きっとその気概がある方なら面白い作品を書いていただけると信じております