登場人物紹介 ネタバレ注意
曲月 歪
超鈍感ドヘタレ主人公。魔力を持つ生き物に無差別に好かれる体質を持つ。魔法生物のみならず、魔法族と契約した魔法使いは、体内に常人とは比較にならない量の魔力を有するため、魔法使いからは並々ならぬ愛を全力投球される。で、困る。
契約した13体の契約魔法族、仮契約している108体の仮契約魔法族の力を借りて魔法を駆使する。他の魔法使いの家系とは大きく異なり、供給される魔力を魔法に変換することが曲月の人間はドヘタ。その代わり、契約魔法族を長時間実体化させ続けられるほどの深い忠誠を受けているため、世界でただひとつ、魔法族を使役し、その能力を100%引き出せる魔法使いでもある。
また、あらゆる場面であらゆるアタックを魔法使い、人外、悪魔、神族、精霊から受けているため、発達を余儀なくされた「曲月流貞操護身術」は、悪魔も神も関係なく全てを打ち砕く。
そんな家系のため、最近まで(恋愛感情)そのものを消されていたが、ひょんなことからやじり、牙、御影に恋をすることに
白羽 やじり
歪の幼馴染みで、一年先輩。
長くまっすぐな黒髪で、緑色の瞳をしている。
幼稚園の頃に歪にちょっと助けられ、一目惚れ。その頃はまだ魔法族との契約をできる年齢ではなかったので、かなりガチ。
きつい口調にきつそうな目つき。でも内心はものすごく乙女。
歪にもらった指輪が宝物。
ヤンデレ気質で、歪が他の女の子とデレデレしてたら死なない程度に嫉妬を表現し、歪が他の女の子に迫られていたら、どっちを半殺しにするべきかちょっと迷う。
毎年のバレンタインにチョコを欠かしたことはないのに、完全に友チョコだと思われてていつも泣きたくなるので、年々大作になっていく。
言霊の支配者の魔法使い。呪文専門の魔法を扱うことに長けた白羽家でも、歴代3人しかたどり着いていない高位の呪文使い。
将来の夢は可愛いお嫁さん。ライバルは牙だと思っている。
樋熊 牙
歪の後輩。
金髪ショートカットによく映えるサファイアブルーの瞳。
運動神経抜群だが、おつむは最底辺。
魔力感覚を駆使して、超能力を使う。
人当たりがよくて快活、思いやりがあって美人なので、学年を問わずファンクラブがある。が、牙は気にせず歪にくっついていくので、曲月 歪抹殺委員会も実は秘密利に設立されていたりする。
家が喫茶店なので料理上手。得意料理はスパゲティだけど、歪には肉じゃが、で通している。
ライバルはやじりだと思っていたが、なんか最近好感度レーダーがビンビンに御影をマークしろと告げてくる。
将来の夢は歪と娘一人、息子一人の幸せな家庭を築くこと。
御影四代目白月巫女姫夜月
歪のクラスメイト。
栗色でウェーブのかかった肩までの髪を、右側だけ耳の辺りでちっちゃなみつあみにしている。明るい紫の瞳。
男子の制服を着こなし、一人称が「ぼく」なので、ぼくっ娘として牙と同等の人気を誇るが、一応神に使える身だから僕と言っているだけ。
恥ずかしがり屋で情熱的。天然だが、一番常識人。
歪と同じクラスになったのは今年からだが、実はかなり前から知っていた。
牙のホットパンツが可愛いなあとちょっと憧れがあるが、恥ずかしくて絶対無理。肌を出すとか無理。でも何故か水着はいい。どうせいつかは見られるので、歪限定でいい。
運動音痴だが、勉強はそれなりに得意。趣味は踊ること。家庭の事情で舞踊を舞うので、その延長で始めたらハマった。好きなのはフラメンコ、サルサ、サンバみたいな情熱的なもの。それらを元にして、新しい躍りを開発中。いつか歪とカクテルを片手に大きな家のリビングで踊りたい。そしていい雰囲気になったらシャワーを浴びるらしい。
設定魔法、「アカシックジャッカー」を操る。神の記憶媒体アカシックレコードにハッキングして、現実を一時的にねじ曲げるが、効果が切れても元には戻らない。
将来の夢は歪について一生を添い遂げ、一緒に墓に入りたい。
幼馴染みや後輩という、若干クラスメイトよりもハートに響きそうな立ち位置がうらやましい。ライバルはやじりと牙。