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第5話 決意
私を唯一愛してくれるお父さんお母さんが亡くなった。それからの日々は心にもう二度と埋まることのない大きな穴が空いて、一刻一刻と空っぽな日々が過ぎていくだけだった。私は孤児院に預けられるらしい。私には正直どうでもよかった。気にしたくもなかった。信じられる友達も家族もいない。孤児院に預けられてからどこに居ても愛されず、ただただ心の穴が大きくなっていくだけだった。
もうすぐお父さんお母さんのお葬式だ。まだ犯人は捕まらないというのに…こんなに悲しい日はあろうか?泣いていたら何処からか声がした。空耳かと思ったが微かに聞こえる。
”ハ、ハンニンハ…エ…ナイ、ユルサナイ“
わたしはお父さんお母さんと約束した。犯人を絶対に捕まえて見せると。




