ガールズバー
バーに着くとガールと言うには少し難しい大人な女性と店長が客がいないためかカウンターに座っていた。Kが働いていたのはもう5年も前のことでその頃は私も遊びに来ていたため店長とは何度が顔を合わせているが今の店長はあの頃より少し髪が白くなったように見えた。
「いらっしゃい」
「店長、私の事覚えていますか?」
「えー、、あー、名前は?」
「Kです、5年ほど前にここで働いていた」
「あー!Kちゃんね、大人びて全然分からんかったわ」
「そっちの女の子(私)は、、」
「私です。Kが働いている時によく来ていた」
「あー!なるほど思い出した。その笑顔で思い出した!あの私ちゃんかー!」
それからは店長と少し話をしてマイクを渡されて2時間ほどカラオケを楽しんだ。Kが歌っている時には2人で話していたが近付いて話してくれるこの距離が焦れったく感じた。その身体に触れたくて酔ったように見せてふざけて脇腹をつついたりして遊んだ。あの頃もこんなふざけあいの中で私の恋心は育って行ったんだなと感じていた。Yは無表情だったように思うがそんなことどうでもいいほど楽しんでいる自分がいた。
帰る時にはYが送ってくれるという話だったためYの車に向かった。同級生が運転する車に乗るのは嬉しくもあり自分に対する劣等感もあって少し複雑な気持ちになっていた。
「私先に帰らして貰ってもいい?娘が泣いてるかもやき」
「分かった、Kの家って〇〇だよな。前乗せたとこでいい?」
「そうそう、そこで大丈夫!」
そんな会話をKとYがしている最中私の心はまさにカオスだった。




