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──下方向に視線を向けながら、次々現れる規則をようやく読み終えた。
…………うん、なんだこれ。意味分かんねえ。情報量が多すぎて頭がパンクしそうだ。呪刑囚、異能、ダンジョン、心禁拘束、死刑、獲得値、技能、現金交換……分かった!これは遊戯なんだ。遊戯の話に違いない…………違いない……
そもそもの話、記憶がないから、どこか他人事っていうか、現実感がない。いきなり、犯罪者や攻略って言われても困る。自分がやったか、分からないことで、こんな目に会うなんて理不尽だ。
それにこんなの同意する訳ないだろ!?しかし同意しなければ……色々なサービスが、受けれない。特に武器や呪身具、食料、水、薬など潜索支援物資を受け取れないのは……絶対六日間も生き残れない。こんなの人質もとい物質をとられているようなものじゃないか!
同意すれば、後に戻れない、取り返しが付かないことになる──そんな嫌な予感しかしなかった。予感というか、予測、しかもほぼ確定的な未来予測だ。
そういやそんな言葉さっき聞いたような──
「『此処から先は帰還不能点だ』だったっけ?」
正にこれは運命の転換点だ。なんだか、独り言ばかり言ってる気がする。傍からみればヤバい奴だな。傍から……そうだ、一度他人の視点で客観的に考えてみよう。
まずは深呼吸して……スウゥゥー…ハァァァァースウゥゥー…ハァァァァースウゥゥー…ハァァァァーよしっと。少しは落ち着いたかな。
その時だった。




