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イロ丁古攵イ奄は女臣に?  作者: QI(求愛)
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これは、夢に違いない。

ナニゆえオレはヒメに?

超能力も魔法ある世界だけど、平和になってから使えるのは何故だろうね?

 おかしい…。

 俺は世界中央帝国に住むサラリーマンで、しかも先日Aランク市民になり…念願の住居の自由が認められてダサくて低い住居から、あこがれていた高い階層のマンションに引っ越し…そしてワインを片手に夜景を眺めるために窓を開けてから、窓を開けてから………記憶が無い。


 しかし、おかしい…。

 俺の身長は180cmもあり、手の大きさもそれはそれは大きくある筈なのだが…目の前で握られている手は小さくまるで赤ちゃんのような愛らしいおててで、しかも生まれて間もないのか広げる事ができず…碌に物もつかめずついて出に体もずっと寝たままだ。


「あばばばぶ~~~かわゆいでちゅね~~~」(もちろん嫁さんも…♪)

「ふふ…。ホントにかわいい………」(わたしの旦那様も…♪)


 …親って、こいうものなのか?

 いや俺にも父親も母親もいるにはいるが…早くに死んでしまって、物心つく頃には祖父祖母に大切に育てられて、子供の頃は母親の愛情たっぷりの手料理とか、父親に何処かへ連れて行ってもらって人生の何たるかを教えてもらえるといった…普通の親が与えてくれたものは分からない。


「おおぅ~~~どうしたのでちゅか~~~?」(一生懸命わたしをみてくれる!かわいい!!)

「あらあら…。お父さんが大好きなのですね」(でも、私の方が…!もっと大好きなのよ…!!)


 でも、どこかで見たような?

 そう…どこかで見た事のあるお顔なのだ、物凄い変顔しながらもニコニコと微笑んでくれるこの男性を俺はどこかで見た事がある気がするのだが、どこでだっただろうか?とても有名であることは間違いないだろう…なんせ人にあまり興味ない俺が覚えているのだから…。


「ほっぺやわらか~~~ずっとさわりたいでちゅ~~~」(そう嫁さんのように…♪)

「ぁんっっ…。もぉ…。ユウキが見てますわ………」(でも、もっとこの人と…♪)


 …始める気か?

 いや、それは良い…そこは夫婦の自由だ。

 決してうらやましいわけでは無いが…俺にその営みを見せてはくれないだろうか?

 いやいや俺はな?純粋な生物の神秘である行為についての興味があり、将来には美しいお嫁さんを迎える予定だし、でも、そのための知識として純粋な生物の神秘である行為を深く…ふかぁーーーーく。知っておくべきだと思うわけで…。


「となり…いこうっか」(二人目二人目…♪)

「はい………」(ユウキちゃん…すぐに弟と妹に合わせてあげますね♪)


 あー…、えーっと…、その…気になったんだが………。

 声に出してないこえが聞こえるんだが…もしかして、俺は貴族に生まれたのだろうか?

 知っての通り、地球に沢山ある国が一つとなって…世界中央帝国となった時より、超能力や魔法を使える人間があらわれ、その人達の血筋がその後も超能力や魔法を使える子供が生まれることから、たっとい家族…略して貴族と呼ばれ、それはそれはマナーや作法が美しい………えっ、俺もそうしないといけないのか…?いやいや、男である俺にはチト厳しいぜ?


「………♪」(最高の嫁さんだ!!)

「………♪」(きて…♪)


 うぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!のぞきてぇええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!


「ああ、メイサ…ユウキを頼む」(頼んだぞ!)

「かしこまりました…」(お任せを…)


 むむ?…誰かが近づいているような?…おお!!なんて綺麗なメイドさんだ…!

 美しい金髪!綺麗な瞳!胸も…!ああ…抱っこされると、むむむむむ胸が…!!

 おおおぅ…なんて幸せな場所なんだ…、だがしかし…、今は…親の営みが気になる!

 頼む綺麗なメイドさん!俺を親の寝室…寝室へ連れってってくれ!!


「いい子ですね…」(眠りましょう…)


 ああ…なんて心地よい揺らしなんだ…。

 いやしかし、ダメだ…ここで寝ると親の営みが見れなくなる。

 ここは耐えて…なんとか、おおぅ!!母親が父親の愛を濃密に受けている声がする!!

 綺麗なメイドさんは、慣れているのか特段心の取り乱しは無い…。


「いい子ですよ…」(眠くなる…眠くなる…)


 っく、プロだ…。プロ過ぎる…!

 綺麗なメイドさんは、親の営みが近くで行われているのにちっとも心の乱れなく、俺を眠らそうと柔らかい微笑みと…天使をあたたかく包み込む胸で夢の世界へと案内してくれる。

 いや、待ってくれ…待ってほしい…俺は…俺は………。


「おやすみなさい…」(よい夢へ…)


 ・

 ・・

 ・・・

 ・・

 ・


 っは!…夢か…。

 俺は新調したベッドで素晴らしき朝を迎え、目覚ましが鳴る前にベッドから起き上がり…身支度を始める。

 着慣れたパジャマを脱ぎスラックスとシャツを着て洗面所で顔を整え…うむ。男前だ!かわいい嫁さんがいてもおかしくない顔だ!と、感じるようにひげも整え…朝食は、ごはんと味噌汁とポテトサラダとヨーグルトで胃に活力のエネルギーを十分に送り込む。


 ふん!快食快便!!絶好調!!!!

 出来る男は朝から素晴らしい状態…好調に整えるモノだ。

 決して下品ではなく…これが人間本来の健康、健康なのだ!

 恥じることは無い!堂々としていればいいのだ!それで俺は健康でいる!

 びっしっと!スーツを着こなして、さあ…出勤だ!!

 勢いよくドアに手をかけて捻り押して開け放つ!

 ガチャン!!

 ……………は?

 ガチャン!ガチャン!

 なんで?

 ガチャン!!ガチャン!!…ガチャン!!ガチャン!!

 あ、開かないだと?

 ど、どうして?

 鍵を確認し、解除されている事を確認して引いたり押したりする。

 ガチャン!!ガチャン!!

 あ、開かない…。

 何故だ…?

 扉は硬く締まり。

 出勤時間が迫りくる。

 電話をしてもどこにも通じず。

 心が焦る。

 何が起きている?

 何も分からないまま時間だけが過ぎていく…。

 そ、そうだ…窓を………え?な、なんだこれは??????????

 窓の外は真っ白で、何もない風景を映している。

 どうなっているんだ?

 周りを改めて見まわすと…どんどんと白くなっていく。

 あ、これは…。

気に入っていただければ、これからもよろしくおねがいします。

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