表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

「ある会社」と言う名前の会社

作者: 葉月太一

人間らしく生活するための大事業。

「水」

「ある会社」と言う名前の会社


   放送番組    「やまびこ」第3号   



              作  葉月太一



(冒頭あいさつ)


こんばんは。


「やまびこ」第3号をおくります。


今日は、「ある会社」のお話です。

会社の名前が「ある会社」と言う名前の会社です。

ややこしいですね。でも、中身はごく普通の会社です。

ごく普通の会社なので、チョット堅苦しい内容になるかも

しれませんが、最後まで付き合ってくださいね。


(テーマ音楽) (10秒流す)



人々へ、社会へ、そして未来へ、私たちは環境創造企業です。

 

これは、「ある会社」と言う名の会社のキャッチコピーです。

「環境創造企業」って、解りますか?何をする会社なのか、

ピンと来ないですね。「環境」という言葉は、いまでこそ、

何となくなじんできていますが、20年ぐらい前は、

「環境」とは、生活環境や人間環境や自然環境等の意味合いで

使われていました。

およそ、技術や機械や装置には使われていませんでした。です

から、環境を良くする装置や機械は、かつては「公害防止設備」

といわれていました。あちこちの官公庁には色んな「白書」が

ありますね。「公害白書」もありましたが、平成になってから、

やっと公害白書を「環境白書」というようになりました。


しかし「ある会社」と言う名の会社は、40年位前から「環境と

いう言葉」を使ってきていたそうです。ここが凄い!ですね。

「ある会社」の経営陣の先見の明は素晴らしいものでしたね。

「環境創造企業」と言う命名も凄いですね。

そして、その会社は何をしてきたかと言いますと、

全員が「環境施設と言う意識を持って」、上下水道の施設建設

や産業廃水の浄化システムに従事しているそうです。

もともとは電気修理の会社だったそうです。


 ところで「環境創造」とはどういうことでしょうか? 

「ある会社」のホームページには、次のように書かれています。



 「快適環境を創造する」とあります。

「創造」はクリエイティブで、新しく創ることですね。

ですから、ここでは、技術革新が重要ファクターです。

では、「快適環境」とは、どういうことでしょうか?

 

古代ローマ人が明確に答えています。

古代ローマ人は「インフラの父」と言われています。インフラとは、

インフラストラクチャーと言って、「基幹・構築(建造)」といいます。

「社会資本」とも訳します。

古代ローマ人は、2000年以上も前から、インフラストラクチャー

として、道路・橋・水道を整備してきました。

まさに環境整備ですね。

 (2000年前と言うと、日本だと大体弥生時代でしょうね。

  東北の方はまだ縄文時代かな。

  ローマはカエサル(シーザー)の時代ですね。)


 その頃の古代ローマ人の理念は、

「人間が人間らしい生活を送るための必要な大事業」という考えでした。

なかでも水道整備は、「清潔な水の安定供給」する事により

「人間らしく生きる」のに必要な大事業である、と考えていました。

 この「人間が人間らしい生活を送る」ことが「快適環境」の定義と思います。

  (現代でも十分通用する思想ですね。)


いろんな開発や生産があっても、人と自然に悪影響を与えてはいけません。

たゆまない技術革新を進めながら、「環境にやさしい」設備(装置)や

「環境にやさしい」システムを創造していかなければなりません。

人々や社会に満足いただける「快適環境」を提供していきましょう。

インフラだけでなく、技術革新の速い産業 (民需)の分野においては、

「人間らしさ」が置き去りにされる事があります。その事への対応として、

無人化や省力化の分野でも、我が社は十分に力を発揮できます。

「快適環境創造」の働き場は、あちこちにありますが、

「人間らしさ」の追及を忘れてはいけません。

 

 「人間が人間らしい生活を送るために必要な大事業」という、

 古代ローマ人の理念は、永遠の真理です。

 「快適環境創造」も永遠のテーマです。

  快適「環境創造企業」を推進しよう。

                   平成19年1月6日

         (「ある会社」のホームページから)



インフラが整備されていても、自然災害を侮ると大災害になります。

「想定外」と言う誤魔化しの言葉は、通用しません。

水も電気も止まってしまい、「人間らしい生活」が出来なくなります。


今日は、少し硬い話になったけど、「水」は大事だよね。

電気は無くても水は要るね。いつかまた、「水」の話しをしようね。


  放送番組「やまびこ」第3号

      「ある会社」と言う名前の会社のお話でした。

                 


   「やまびこ」に関するご意見とお問い合わせは、

   サメロ州音訳の会会長法師丸までお願いします。

   電話番号は、050−TYX−5973です。


 それでは、また、近いうちにお会いしましょう。


                        葉月太一でした。


     2015.8.30


 


世界的に、水不足が続くと

水で戦争が、、、。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ