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第6話 7歳とステータスと友達

キャラクターの名前や国や魔王を考えていたら投稿が遅くなってしまいました。申し訳ありません。ある程度あらすじは考えていたのですが、名前は全然でした(T ^ T)これからも、もっと頑張ります!!

 

 魔法の脳内トレーニングをはじめて5年が経った。今は7歳の育ち盛りだ。身長も130cmくらいになり言葉も話せるようになった。


 そして外にも出れるようになった。今のところぼっちで薬草やら魔草やらを採取してるだけ。まぁまだ7歳なんだからこれから友達はつくるんだ!!


 外に出れるようになり、いくつか身の回りの事を知ることが出来た。ここはガルド村という小さな村だ。特産は薬草と魔草の群生地が多いことくらい。所属している国は八角形のオクティル大陸の南東にある[レジラム獣帝国]といい、8人の魔王の内の1人、【暴虐王】熊の獣人の最高種族[ベアーゴッティス]で名前はわからないがマスタージョブは確実だ。名はマンドラゴラス・ヴィ・レジラムという、が支配している。

 あまり良い噂を聞かないがこんな辺境の村にまでは影響は届いていない。


 そして親父ガリウスの出身は南の国、[ドワニス英王国]という、【英雄王】というドワーフの魔王が支配している巨大な産業国家らしい。たしかにドワーフは鍛治師っていうイメージだな。


 母さんユリアの出身は、北東のエルフの国[エルヴィン妖精国]という【妖精王】が支配している、エルフと妖精族のみの国家らしい。治安はいいが、エルフと妖精至上主義らしくあまり行かないほうがいいとか。


 とにかくこんな辺境のど田舎なのだ、当然出稼ぎに行くから子供が少ない。


 そして何よりもこんな辺境から近くの大きな街、コナンドからいつもきてくれる行商人のデイヴさんから聞いたのだが、最近コナンド街の外の森に魔物がかなり発生しているらしい。繁殖期とかなんとか言っていたな。


 なので出稼ぎや、職業決めの儀のためにコナンド街の神殿や冒険者ギルドなどに向かうことが出来ない村がいっぱいあるらしい。幸か不幸かこのガルド村は若い者が少ないので助かっているが。


 ああそうだ。俺は訓練を毎日続けたおかげでかなりスキルも増えた。増えすぎてわけがわからなくなったので、サポートアプリの追加機能[スキル統合プログラム 200SP]を取得して統合を行った。統合自体はミカがやってくれた。


 ミカが誰かって??それはサポートちゃんだ。

 俺の6歳の誕生日の時に名前をつけようってなって、俺は堕天使だから逆に大天使の名前ミカエルからとった。


 そして[鑑定]スキルもゲットしたので自分でステータスも確認できる。意外にもスーパーレアスキルであった。行商人のデイヴさんに聞いたところ[鑑定]を持つものは少なく、持っているだけで冒険者ギルドや神殿で働くことができるらしい。


 本当に脳内スマホ様様だよ。まぁトレーニングは死ぬほどしんどかったしさ。脳内で何回死んだことか。幸い脳内で死んでも体力が尽きるだけで済んだ。買ったアプリは全てスキルを得てても毎日全部やっている。そういう積み重ねが大事だと思ってさ。7歳になって俺も偉くなったのさ!!はっはっはー。


『ルシム様、この間そうやって調子に乗って熱が出たんですから自重してくださいませ。』


 ミカがなにか言ってるな……。まぁどんだけ脳内といえどもずっと脳を使えば知恵熱も出るさ。


 SPもたんまり溜まってアプリを買って、訓練を繰り返したのだ。もう最強かもしれないぞ!!

『ルシム様…………』


調子に乗るのはやめよう……ごめんなさい。



 まぁ言葉より見たほうがはやいな!!

 鑑定!!


 名前:ルシム・ハイドウッド


 年齢:7

 種族:堕天使

 職業:無職・未定


 レベル:1

 職業レベル:


 SP:430


『スキル』


 《技術の叡智(えいち)Lv1》《武術の叡智Lv2》《魔術の叡智Lv1》《王脳Lv1》《天眼Lv1》《魔王の資格Lv1》《完全異常耐性Lv2》《全強化Lv1》《努力の才能》《不屈》《無限収納(アイテムボックス)》《叡智救導(ミカエル)》《脳内スマホ》


『職業スキル』



『装備』


 武器1:鉄製の短剣


 防具:精神のネックレス、鋼鉄糸のローブ(黒)、持久靴


 となっている。

 統合してかなり強くなったと思う。統合したものは例えば《剣術》スキルの2つ上のスーパーレアスキル《剣帝》のレベル1と《武術の叡智》のレベル1は同じだ。メリットといえば、剣術だけでスキルを上げても剣術以外の体術、槍術なども同時に上がるということ。他の統合スキルも同じだ。


 《天眼》は鑑定、隠蔽(いんぺい)、遠視、など補助スキルを統合したものだ。鑑定がスーパーレアなのに対してスーパーレアのままだが、鑑定レベル5で統合という条件だったのでこのまま上がると実質鑑定レベル5を超えるスキルになる。


 《王脳》という一見訳のわからないスキルは、高速思考、並列思考、高速演算、効率補正というスキルを統合したものだ。効率補正のスキルは武術、生産、生活にまで至って直感的に効率的行動を示してくれる地味に有用なスキルだ。


 《魔王の資格》という魔王に見つかれば殺されるであろうスキルもある。威圧スキルも含まれてるので有用だがあまり見せたくないスキルだな。


 《努力の才能》は努力すれば身につける速度が2倍速くなるスキルだ。


 《不屈》は精神が折れにくくなり、体力は大幅に伸びる。

 これらは自力でスキルをゲットしたみたいで、死ぬほど特訓したとわかってもらえるだろう。


 《無限収納(アイテムボックス)》は所謂アイテムボックスだ。時間も止まっているという異世界小説では定番のスキルで、これはテンションマックスで特訓して手に入れた。


 《叡智救導(ミカエル)》はミカと名前を付けたらレジェンドレアスキルになってしまったのだ。効果自体は演算速度が上がったくらいだ。


 レベル表記がないのはレジェンドレアスキルであり、こんなにもユニークスキルがあれば大抵の魔物には勝てるのではないだろうか。


 ということで俺は生まれてから7年の間特訓をしてここまでの力を手に入れた。ただこれ以上はレベルが上がりにくくなり、かなりの疲労になっている。なので自分で自分に休暇を1週間与えたのだ。


 来週からは現実と脳内同時に特訓をして実質2倍訓練を実施する。いつから俺はこんなにも脳筋になったのだろうか。10歳からは教育アプリを取って勉強でもするか。


 だから今日から1週間は遊びまくるぞ!!

 そこで冒頭で言ったように嫌なことを思い出した。


「あ……お、俺特訓ばかりして友達いねーじゃん。」


「なぁそこで突っ立って独り言話して何してんだ?なんかこえーんだが……。」


 ん??誰だ??


 赤い短髪に2本の角、タンクトップを着てサンダル履いた同じ歳くらいの子がボール持って話してきた。鬼人族だな。オーガと鬼人の違いは魔物か魔族かの違いだ。


「あ、ごめん。俺はルシム・ハイドウッドって言うんだけど、初めて外に遊びに行こうとしたんだけど、よく考えたら友達居なくてさ……。」


 言ってて泣きそうになるわ。


「俺はトップ・ナーザスだ。って初めて出ただ!?!?そんなやつほんとに居るのかよ。」


 まぁ実際前に居ますけどね!?!?ほっといてくれ!!

ちなみに初めて出たんじゃなく、薬草やらは取りに行ってたぞ。遊びに出るのが初めてなんだ。だって友達居なかったしさ……。


「まぁなんだ。これから近所のやつらと一緒に遊ぶが、お前も行くか??」


 なんていい奴なんだ!!トップは心の友だ!!


「ハイドウッドってことは、あの誰も見たことがないっていう息子だろ??」


 まぁたしかにそうだ。堕天使(だてんし)で翼があるから出れなかった。だが頑張って脳内で空を飛ぶ練習をしていたら翼を消すことも出来るようになった。だから6歳からは外に出れるのうになったのだ。


「まぁそんなことどうでもいっか。これからは俺らとあそぼうぜ!!」


 ヤンキー顔なのになんて優しいんだ!!よし、いっぱい遊ぶぞ。元サッカー部舐めんなよ!?!?


 そしてトップに付いて行き、近くの広場に着くとそこには歳下の子供達がいた!!


「トップおにぃちゃん、今日は何して遊ぶの??」


「トップにぃ、その人だれ??」


「こいつはルシム・ハイドウッド、今日から俺らの仲間だ。仲良くしてやってくれ。」


「わかった!!じゃあルシムおにぃちゃんだね、あそぼあそぼ!!」


 このくらいの子供は本当に可愛いよな。


「さぁドッジボールするぞー!!線を引け!!」


 え……サッカーじゃないのね。でも大丈夫だ。これでも特訓してるから運動神経は抜群なはずだし、ボールは友達だ……。


 結果から言うとボロボロだ。こいつら連携がすげーぞ。どんだけ運動神経良くてもダメだった。身体強化魔法を全開で使ったら余裕だろうが、大人気ないからやめよう。


「ルシム!!また明日なーー。」


「うん!!今日はありがとう。トップまた明日。」


 はじめての友達ができ、毎日ドッジボールをしたが一回も勝てなかった……。


 これが生涯永遠に親友と呼び合うトップ・ナーザスとの出会いだった。




ルシム「ハローー!!久しぶりのルシムちゃんだぞーー!!」


猫「またですか??7歳になって落ち着いたと思ったら、全然成長してないじゃないですか。」


ルシム「7歳だからいいのいいの!!気にしない。」


猫「前世合わせたらおっさんのくせに何言ってるんだか。相当前世の苦労がストレスになってますね。」


ルシム「それより俺の容姿がどこにも描写されてないんだが??」


猫「ああ、それはわざとですよ。子供は育つと顔がガラリと変わりますからね。そのうちちゃんと出しますよ。」


ルシム「ならいいんだ。カッコよくしてくれよな!!」


猫「考えて置きますよ。読者の皆様、良ければ感想などなどよろしくお願い致します。次回もどうぞ楽しみに(^-^)」

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