プロローグ
初めての小説投稿なので誤字脱字多々あると思いますがご了承ください。
なお、見切り発車につき、いろいろ編集点があるかもしれませんのでその点もご了承ください。
俺は神崎龍夜。ごく普通の高校二年生。
身長170cm、体重58kの至って普通の容姿だと思っている。
趣味はモデルガン集めとサバゲー。
うん、普通だな!
そして季節は夏、7月。もうすぐしたら夏休みだなーって感じの皆浮かれてる時期。
今日も健全な一日を送るため、仕方なく起きて学校に登校していた。
このクソ暑い中自転車で駅まで駆け抜け、クソ熱い電車に揺られ、クソ暑いい中歩くのは流石に億劫だ。
だが今日は昼休みに友達とのモデルガンお披露目会があるのでそのためだけに気合を入れている。
「あー…、あぢい…」
「あついあついうるさいよお兄ちゃん…。余計熱く感じる…」
そうボヤいたのは俺のいっこ下の妹、神崎優華だ。愛称はユー。趣味は料理という家庭的ないい妹だ。
普段は元気な奴だが夏にはその元気も干からびるのかいつもより若干おとなしい。
「あー…すまん、だけど暑いもんは暑いんだよ。なんだからユーに共有してあげようとしてるんだぞ。」
「ごめん…。その共有いらないから…。」
「じゃあ元気でる話なんだけど、今日はこのモデルガンM92FとFN5-7と更に新しく買ったHK416…」
「はいはいそれはお兄ちゃんだけが元気でる話ね」
そう言いながら俺たちは門をくぐる。
いつも通りの学校いつも通りの授業、そう思っていた。その時までは。
授業が終わり、妹とともに下校していた。
「そういえばお兄ちゃん。この前買ってきてくれたシュークリームあってでしょ?
あれめちゃくちゃ美味しかった~。ありがとね!」
「そうだろ?俺も食った時めちゃくちゃ美味しかったからこれ絶対ユーが喜ぶなって思ってたんだよ。」
そう他愛もないおしゃべりをしている中、怪しげなローブ姿にハットをかぶった人間がいた。
「なんだあいつ…」
このクソ暑い季節に全身ローブにハット姿だ。どこからどう見たって不審者だろう。
「なにあれ…お兄ちゃん戻って道路渡ろ?」
「そうだな…」
流石にあんなやつの前は通りたくはない。誰もが思うだろう。
俺達は来た道を戻ろうとした。
「ねえ、君たち」
と後ろから声がした。
声をかけられてしまった。これはやばい。
そう思ったが、変に刺激するとなにが起こるかわからない。ここは慎重に返答しよう。
「な、なんでしょうかぁ~?」
俺の声はうわずってしまった。盛大に。
「いや、そんな怖がらないでくれよ。ちょっと人探しをしてるだけなんだよ。」
悟った。ああ、これは復讐とかそういう類なんだろうなと。まるで他人事のように。次の言葉を聞くまでは。
「たしか…【カンザキ】って名前なんだけど」
身体からスーッと血の気が引く感じがした。やばいと本能がそういっている。
あの学校に神崎という名字は俺達しかいない。ユーを見ると震えている。顔も真っ青だ。
返答しないとまずい、とにかく嘘をつくしかない。
「…うちの学校にはいませんよ」
「嘘だね」
そう即答された。
「君たちでしょ。反応でわかるよ。そりゃ突然聞いたのは悪いと思っているけどね?
流石に嘘はダメだよ。嘘は。まぁこの身なりだし仕方ないかもしれない。だけど…
あぁ、すまないいつものクセでまた長話になるところだった…気にしないでくれ。」
なんだ…なにを目的にこいつは俺たちを探しているんだ…。
怖い、恐ろしい。
「時は一刻を争うんだ…申し訳ないけど君たちには飲み込まれてもらうよ。」
ローブのから現れた手に灰色の光る物体が現れる。
本能で直感する。なにかまずい!とっさに妹を抱き寄せる。
直後に灰色の光る物体に飲み込まれる。
そして俺達は意識が途切れた。