No.8 テスト中私語OK。ただし点数の保障は出来ません
趣味で書いてますにょ。
「うちの高校ってテスト中私語OKなの?」
「そうみたいだなー」
「ふむふむ」
小柄で、メガネを額にかけたおかしな女子生徒と、先ほどまでうるさかった男子生徒が話をしている。男子生徒の目の前がその女子生徒の席となっている。教室は先ほどの時間のテストのことで会話が盛り上がっていた。何という勉強校・・・。
「私語したって別に解決には繋がらないからな」
「分からない、その私語そのものを解答にする国語教師がいるかもしれないしね」
「教室が騒がしそうだな」
「へっくどん!!」
不意に聞こえた爆撃ミサイルの音。
俺の隣にある席のマスク女だ。というより私語をOKにしておかないとこいつはテスト開始と共に我慢大会をすることになるだろう。そうなれば、我慢大会の閉会と共に、第一次、第二次世界大戦を超える超爆撃が、この教室という狭い戦場で起こるだろう。それは困る。
「ズビー・・・」という声に出さない方がまだいいような音を彼女は声に出した。
「私語というよりくしゃみが問題な気がする・・・」
「確かにそう思うわ」
「この前のテストを返すぞー」
「!!」
「どうした? ウサ男。頭に「!!」何か出して」
「中乃川・・・点数が無い・・・」
ウサ男のテストには赤いペンで書かれたであろう字が一つだけ書いてあった。「黙」の唯一つだけの字が。
そして、さらに右側からも同じような声が。
「・・・ぐしゃぐしゃ・・・だからって・・・」
そのテストには「張」という字が。ピンっと「張」れということなのか。
「中乃川」
「うぃ」
そう呼ばれて手に取った僕のテストには普通に点数がかいてあったのには少し悲しかった。