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事件ー9


志賀くんは、男の子に詰めよって、


「お前…また、こんなことしたら、警察につき出すぞ」と喉元を締め上げて凄んだ。


すごい腕力だ。


相手は喉元を締め上げられたまま、コンクリートの壁に押し付けられ、足が浮かされてる。


男の子は、余程怖かったのか、彼の手が離れた途端に飛び出すように逃げて言った。


「大丈夫か?」


「うん…」


志賀くんは、帰り際に冷ややかに私を見て去って行った。


あまりにも怖かったから、お礼を言うの忘れてた。


志賀くんに、助けてもらったのに、お礼も言わず礼儀を知らないやつ、あるいは新人にまで誘惑するやつって思ってるかも知れない。



志賀くんの私に対する印象は、そういうひどいのばっかりだ。

それ以来、顔を合わせても、大丈夫?って気遣ってくれるどころか、前より増して、私に関わろうとしないし。


話しかけると、私のこと露骨に避けようとするし。多分、嫌われてるか、軽蔑されてるかどっちかだな。


まあ、どう思われててもいいけど。




開発部門って、少し離れたフロアにあって、日頃から志賀くんとは、接点がない。

あんなことがあったし、志賀くんてどんな人なんだろうって思ってた。


しかも、彼は、極端に人見知りなのか、気難し屋なのか、同じ同期で飲みに来たって、ほとんどしゃべらない。



誰かに意見を聞かれたりして、口を開いたと思ったら、今みたいに毒舌が待ってる。



だから、近寄りたくない。絵梨に言われなかったら、人混みに紛れて、一人で帰ろうと思った。

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