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彼の背中に近づきたい-2

「うわっ!!なに!」

猫が飛び起きるみたいに、彼が、驚いてぴょんと跳ねた。


「キャッ!」

私は、志賀くんに突き飛ばされそうになった。


「友芽?なんで、友芽が…」

彼は、後ずさりして、今にも私からに逃げ出したそうにしてる。

志賀くん、そんなに避けなくても…



「帰って来ないと思った?」



「ん…終電も過ぎたし」



「あの…志賀くん?私、話があるの…」

私は、思い切って彼に詰め寄る。



なのに彼は、面倒な話なんか、聞きたくないっていうふうに立ち上がった。



「友芽、疲れただろ?お風呂入ってこいよ」



「志賀くん…待って…ほんの少しでいいから…」

私は、志賀くんににじり寄る。



「悪い…もう眠くて。話なら明日聞くから…」

苦手な人を避けるみたいに。


志賀くんは、そう言い残して、さっさと部屋に行ってしまった。


あんなところ見られたら、当たり前か。


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