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彼の気持ちー14


「早坂さん、本当に止めて…嫌」


私は、身をよじって抵抗した。


「無理だ…止まらない…

俺、友芽じゃなきゃダメだった。

友芽より、いい女なんか…簡単には見つからない。なあ、あいつ、お前のことなんかなんとも思ってないぞ?ほら、思い出させてやる。俺のとこに来い、そしたら、嫌なことなんかみんな忘れさせてやる」


どんなふうに熱っぽいキスを受けても、ぎゅっと抱きしめられても、体に伝わる熱だけで、志賀くんが私に触れるのとは違って感じる。


ほんの少し前、あんなに待ち通しかったキスも、あんなに肌を熱くした愛撫も、体に何の反応も起こさない。


私が望んでるのは、愛しい人のキスだけで、早坂さんに情熱的に求められても、ただ反射的な反応を繰り返すだけだ。



「どうした?友芽、まだ足りないか?」


「違う…早坂さん、もうだめなの。

私、あの人が好き…だから…止めてこんなこと」


彼は、腕の力を緩めずに言う。


「俺は…友芽がいい。お前が何をすれば喜ぶか、俺は全部知っている…

首筋、優しくなぞるようにキスされるの好きだろう?」



首筋筋に、キスを受けながら、早坂さんの指が私の体を自由に撫で回す。ウエストから、シャツを引っ張られ、冷たい手が侵入して片方の胸を優しく撫でる。



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