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彼の気持ちー12


私は、早坂さんの部屋のリビングのソファに膝を抱えて座っていた。


早坂さんが、いただきもののブランデーを少し入れた紅茶を作ってくれる。それを少しずつ飲むのが好きだった。



「早坂さんって、相手が好きだからって理由で、手を出さないってことある?」

私は、紅茶のカップを手にしながら言う。


早坂さんは、私の気持ちがどこにあるか、察しがついたみたいで、深くため息をついた。


「他の女なら、あるかもしれないな。でも友芽には無理だ」

私は、そういう対象にならないってこと?



今まで付き合って欲しいって言って来た、相手はみんなそう。

手に入れたいと思うのは、目に見えるところだけ。


本当に心まで欲しいと思ってくれたのか、疑わしい。



「好きだから、大切だから、すぐには手を出さないってことはないの?」


早坂さんは、私の横に座った。


「お互い好意を寄せてるのに、盛り上がっていて手を出さないのって、何の意味がある?そんなことしたら、そもそも女性にも失礼だ」

早坂さんの腕が背中に回る。


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