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私って、何?-10



「友芽は…別れたら、俺なんか、もう他人か?もう…前の男なんか、どうでもいいか」



私は、苛つきながら答えた。

別れるって言ったのは、早坂さんの方じゃないの



「別れるって、そういうことじゃないてすか?相手のことが大切なら、別れないんじゃないですか?自分で決断したことに責任持ってください。もう、あなたは私の手を離したんです」



「すまん。こんなこというつもりじゃなかった。俺が悪かった。忘れてくれ。

そう言えば、友芽は…開発のやつと、付き合ってるのか?」



「早坂さんには、関係ない」

こんな訳のわからないのは、早坂さんじゃない。


「そいつと、一緒に住んでるんだろ」



「早坂さん…に話すつもりはありません」



「ごめん、俺なんかに心配されたくないか。余計なお世話だったな」



「すみません…私は、大丈夫ですから」



「こんなこと、いうのもおかしいけど…友芽は、もう少し、寂しいと思ってくれるのかと」



「早坂さんは、私にどうして欲しいんですか?別れるのは寂しいって、泣いてほしかったんですか?」




「ああ…そうかも知れないな。別れるなんて、言わなきゃよかったと思ってる」


私は、彼の方を見ていう。

「早坂さん、私は感謝してます。あなたが、別れるって言ってくれたお陰で、私は彼に会うことができたんです。だから、元に戻すなんて無理です」




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