表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/113

私って、何?-5


余計なことしたか…



志賀くんに、なにかしてあげたいって思うのに。


私がやってあげられることって全部、彼に余計なことって言われたことだ。




せっかく拭いたのに、また、うっすら…目に涙が浮かぶ。



早く片付け物終わらせようと思った時に、電話が鳴った。



―今度の休み、マンションに来いよ



声の主は、よく聞きなれた声で言う。

私も、「なんでよ」と返す。


早坂さんが、荷物をまとめてて、その中に私の置いたままの荷物があるから、取りに来いというのだ。




「郵送しても、いいぞ」

と言われて考えた。でも、ダメだ。アパートにいないから受け取れない。




私は、慌てて取りに行くと答える。


―わかった。今度の休み、うちで待ってる



「ん、そうさせてもらう」

志賀くんに行き先、知らせなくてもいいか。あの様子じゃ、私が、何しようと気にしないだろうな。



早坂さんとは、4年も一緒にいたけど、実はお互いの事が、好きで付き合ってるとは言えなかった。


きっかけは、私が会社の同僚に、言い寄られて困ってるのを見て、たまたま通りがかった彼が、見かねて助けてくれたのだ。



「俺もそういうのに困ってるんだ。君もそうだろう?だったら、このまま俺と付き合ってくれない?」



「どういう事ですか?」

困ってるから、付き合ってだなんて、意味がわからなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ