表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/113

私って、何?


あの時は…

志賀くん、私を拒否しなかった。


抱きしめてはくれなかったけど、あっちへ行けとも言われなかった。


思ったより広い胸。思い切って抱きつき、やっと彼に近づけたと思ったのに、次の日は、もとの状態に戻ってしまっていた。



後で、彼に触れようとしても、あっちへ行けって言われて近づけない。



それならば…

今度はさりげなく、横に座りお酒を飲ませて、しなだれかかってみた。


「ダメ、ちゃんと座って」ポンポンと座布団に座れと諭される。



「嫌。ここがいい」



志賀くんの首に腕を巻き付こうとしたら、逆に両方の腕をガシッとつかまれた。

ドサッと床に組み敷かれて、あっという間に志賀くんに押さえつけられてた。



なに?捕獲されちゃった?私。

全然適わない。


「志賀くんってなんかやってたの?」


「柔道だよ」


「それで強いんだ。ねえ、じゃあ、このまま私に寝技かけてみて」



「駄目だ。そんな手に乗るか」



「ねえ、いいじゃない。やってみて」



「ダメだ。ちゃんとそこに座ってろ」







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ