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同居人ー15

「すみません、山本さん。さっきの件冗談じゃなくお願いしますね」遠慮なんてしてられない。

セクハラにならないように、いろんなことに注意してるのも大変なのだ。特に忙しいときは。


「何でだよ」

それは、抱えてる仕事を見てください。


私は、眉を吊り上げて言う。


「直接来て、急いでるからって言われると作業を中断しなくちゃいけないですから」


「そりゃ俺だって同じだろ?」


「いいえ、私も関口さんも手一杯なんです」


「山本君さあ、ちょっと仕事の振り分け見直そうか?」

関口さんが口を挟む。


「あんた、関係ないだろ?」



「私もそう思うな。木原先輩の仕事、少し手伝ったほうがいいんじゃないですか?じゃないと、暇そうに見えますよ」

里奈ちゃんが止めを刺す。


「ありがとう。でも、私の仕事は大丈夫だから」

もともと、彼の仕事が私に回ってきたのだ。今さら戻しても、関口さんと2人でチェックのための残業になる。

それは、勘弁して欲しい。


「俺は、暇じゃない」

他の人は、もっと暇じゃないわよ…


一息ついたころ、また1件男子トイレの電球が切れてるって問い合わせが電話であった。

男の声だったけど、たまたま私が電話を取った。お昼の休憩時間が終わったら、今度は山本さんに見に行ってもらおうと思った。


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