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同居人ー3


食べ終えた後、食器を洗っていると、

志賀くんが、洗濯物をカゴに入れて庭に出て行った。


彼が、カゴの中からカラフルな下着を取り出して、どうやって干そうか考えてる。



嫌だ、志賀くん…そんなことまで…


「ああ…木原、これどうやって干す?」


私は、慌てて飛び出していき、

志賀くんが手にしてるブラを引ったくった。


「志賀くん!ちょっと、待って!

それ、私やる」



彼の手からそれを取り戻して聞く。

「見た?」



「そりゃ、見なきゃ干せない」


彼は、カゴの中から別の洗濯物を取り出し、丁寧に広げて干す。



「違う…サイズ…」



「F75っていうの?」



「止めて…」



「あの…それより、

それ一枚しかないの?」

志賀君は、作業をしながらいう。


「うん…

後は、使えなくなっちゃったから」

なくなってるものの事は、考えたくない。



「じゃあ、それ乾かして。

それがついてない、胸の方が目のやり場に困る…」



「そうだね。ごめんなさい…」


ブラは、昨日身に付けていたものだけ。

クローゼットの中のは、無くなるか、

ハサミで半分に切られていた。



「出かけるよ。後で、車出すから準備しておいて」


「はい」



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