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同居人ー2

「いい匂い。いただきます」

炊きたてのごはん、焼きジャケ、

のり、味噌汁…


寝ていた部屋の中までいい匂いがしていた。


朝ご飯がテーブルにきちんと並べられていた。

箸おきまでちゃんとある。

「すごい、完璧だね」



「いや…作れるの、これだけだから」

何でもない、って無表情のままいう。


志賀くんは、お味噌汁をよそってくれてる。お玉にすりきれ二杯、きちんと量ったようにお椀の中に入れてる。


よそった後に、二つの御わんを並べて、量が同じか上からのぞいてい姿が微笑ましい。

彼が、黙って何かを黙々とやってる姿も見ていて楽しい。


「本当に美味しいな…

嬉しいな。人に作ってもらうの、久し振りだから…」



「ん…」


泊めてくれたお礼に何かしたかったのに、

朝食まで作ってもらっちゃった。



「志賀くんって、何でも出来そうだね」



「そんなわけないだろ」



「ご飯も作れて、掃除も出来て、洗濯、

家計簿とかもつけてそう。女の人いらないどころか、お嫁さんになれそうね」



「別に、普通だよ」

ああ、余計なこと言っちゃったかな。


今度は、口も聞いてくれなくなった。



彼は時間厳守だし、仕事も真面目だよって絵梨言ってた。

いつも真面目だから、取っ付きにくいのかな。



「食べたら洗い物するね」


「ああ」



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