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彼の背中に近づきたい-26

『君は俺には、もったいない』


断られるとき、これでもう終わりだっていう時、よくそういわれる。



顔から涙が一滴落ちた。



本当は、君なんか必要ないって…

ちょっと、目立ってて興味があっただけ…

付き合ってみたけど、案外普通だったな。



「もう…いい。よくわかった。

あなた、私の事好きじゃないんだ」



「友芽」



「もう、2度とこんなことしない」




私は、ゆっくりと起き上がり、

乱れた服を直した。




これだけしても…ダメだったんだ。




これで、きっぱり諦めがつく。



ヨレヨレと立ち上がった私に、

志賀くんが声をかけてくれたが、

私には何も聞こえなかった。





もう何も未練はない。





早くこの場所を出て、前に進むだけ…



靴を履いて、

お世話になりましたと頭を下げた。



志賀くんは、追いかけて来なかった。


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