↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鳥獣戯詩  作者: 妻戸裕次


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
5/44

第5話『コンキツネとフ〜ンの話 〜ある芸人の告白〜』

お寺の鐘がゴーンと鳴った、あの日の朝。そしたら急にキツネが現れたんですわ。


そしたら友だちが言うんですよ。「ゴーンキツネやね」


いやいや、もっとちゃんと言うたら──「コンキツネやがな!」


そんな田舎の、のどか〜で、ちょっとアホみたいな集団登校。


みんなでわいわい歩いてたら、空の上から鳩が飛んでてね。


で、次の瞬間。 あっ。

僕の頭に落ちてきたんですよ。

白くて、柔らかくて、ちょっとあったかいやつが。


その瞬間、心の声が聞こえたんです。


「運の悪いのは、いつも俺や……」


友だちは言いました。

「フ〜ン(糞)…… いや、ふうん(不運)やね」


みんなドッと笑った。

ほんでね、僕も笑ったんですよ。


──哀しさ、隠すみたいに。


でも、あの瞬間の僕の顔、今でも覚えてます。半泣き、半笑い、三割あきらめ。


芸人になる奴って、ああいう顔で育つんかなって思うんです。


これ、お笑い芸人としての僕の──ちょっと面白くて、ちょっと切ない告白です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。