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その手にツルギがある限り!  作者: さんごく


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54/60

ピエロ。

「さてっと」

 ケイ・カインゼルはそう言うと。左手の指を開いた後すぐに閉じた。

 最初はゆっくりと、そして段々早く指の屈伸をし始めた。

「!」

 ケイ・カインゼルは最後に高速で、指の屈伸を行った。

「おおぉ…」

 ヤビー・コルボの口から、感嘆の声が漏れだした。

 ソレは最早、指の曲げ伸ばしなどでは無かった。

 何十本もの指が、ケイ・カインゼルの手に中で踊っていた。


「これは凄い!」

 ヤビー・コルボの口から、感嘆の声が出てしまう!

『残像』だと解かって居ても、その指の動きと。羽虫の羽ばたき音にも似た「音」に、思わず集中してしまう!


「まだやれるか!」

 ケイ・カインゼルの声に、確信が灯る。次の瞬間ケイ・カインゼルの体が横にぶれた。

 危機を察知したヤビー・コルボが、両手で耳を塞いで大きく口を開いた! そのせいだろうか、彼の鼓膜は危機を免れた。

 だが、ほかの。ケイ・カインゼルのチカラを知らない【チルドレンギャング団】達は、その様な『奇跡的』な事は起きなかった。


「み、耳がぁぁ‼」

「お、俺の後ろに何かがいるぅ⁉」

「何だ? 何なのだぁ‼」

 突然発生した『突風』と共に、何かの気配を感じる【チルドレンギャング団】だが。その後を追う事も出来ずに、露出した皮膚に浅い傷が出来る!

「この部屋の中には何かが飛び回っている⁉」

 一番齢を取ったこの部屋の【防衛隊長】が、多少興奮気味でそう言った。

「おめでとう、そしてさようなら」

 耳もとで、誰かかそう囁いた。


 この日の彼はとても運が良かった。耳もとでのささやきを聞いた瞬間、とっさに頭を抱えて前方に飛んだのだ。

 彼の首が在った場所を、【鋼のシミター】がかすめる。

 だが、彼の幸運も此処までだった。

『前に飛び出る』という事は、本来彼が相手をする“敵”に、『その姿をさらす』事でもあったからだ。

 カインゼル達が使う、ライトクロスボウの矢が【防衛隊長】の足を貫く。

 悲鳴を上げて床を転がる【防衛隊長】の体に、容赦ないライトクロスボウの矢が突き刺さる。

【防衛隊長】の体がピクリと動かなくなるまでの五分間。ライトクロスボウの矢は放たれ続けた。

 カインゼル側からの攻撃が、一瞬とまるが。それは獲物の死を確認する為であった。

【防衛隊長】の死を確認すると、カインゼル側の攻撃は。新たなる“獲物”を見つける為に、クロスボウの弦が張り直されて矢が放たれ始める。


 戦いは膠着状態から、謎の攻撃者からの奇襲によって、カインゼル側に傾いた。

 戦闘の場を混乱状態にした、ケイ・カインゼルは。【加速状態】を解くと、ミナ・シェリル・サリアンのもとへと近づこうとするが。その最初の一歩が出てくれなかった。

 ──何かがおかしい──

 ケイ・カインゼルは回りを見る。

「何処へ消えた【魔王】エメク‼」

 そう、今の今まで此処で何かを行なっていた【魔王】エメクの姿が無かった。

 我々を恐れて逃げた? あり得ない! あの性格異常者が、この程度で逃げ出すものか。

 何かのワナ? うむ、それならあり得る!

 その時、未だ【加速状態】にある視界に、何かの影が走る! 

 ケイ・カインゼルは、とっさに。シミターで防御を行う。

 激しい金属音が響いて、ケイ・カインゼルのシミターが。青銅製のブロードソードを受け止める!

 ケイ・カインゼルは、その男性を見る。


 その男性は、【道化師】の服装を身に着けて、笑いながら泣く仮面を付けていた。


ああぁ。やっとここまで来ました。

いつどこまで続くか解かりませんが。

ラストまで読んでくれると嬉しいです。

色々大変ですが、僕も頑張りますので。ついて来てください。

では、次回お楽しみに。

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