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その手にツルギがある限り!  作者: さんごく


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二十八年。

 ──問──

 なぜダンジョンの中は人が暮らしやすく出来ているのでしょう。


 ──答え──

 そうしないとダンジョンの中に半ば放し飼いしているモンスターや、ダンジョン内を徘徊している。盗賊や、悪の騎士。そして貴重な魔法使いも一緒に死んでしまう為です。


 一番強いダンジョン・マスターは、一番深い場所にいるのが当たり前ですが、その一番強い相手でもダンジョン・マスターが【普通の生物】である限り。そのマスターが『生きて行けない環境』では、例えどれ程強い魔物でも長くは生きては行けません。

 水、明かり、食べ物等々が簡単に手に入らない環境では。『生物』は簡単に死んでしまいます──、当たり前ですね。

 その為ダンジョン・マスター達は、そのダンジョン内で生きて行く為に。苦渋の決断を行ないます。

 彼らダンジョン・マスターは、自らの死を避けるため。ダンジョン内に敢えて警備の弱い場所を作らなければならないと言う事です。

 あるいはこう言う手も有ります。

 ダンジョンの中で、『ある一定の強さを持つ【魔物】に、“あえて”強い武器を持って徘徊させる』と言うモノです。

 つまり、これによって強力なチカラを持つモンスターに『お前の居場所は此処だ!』と、解からせる事が出来るのです(同時にダンジョンの中で、生態系の大移動を抑える事も出来ます)。


『キキキキキキキキキキ!』

「赤リボン隊! ジャイアントバット共五匹がそちらへ向かったぞ‼ 戦えるか⁉」

「大丈夫! と言いたいが、おれ達は戦いには向いていない! 助けてくれぇ‼」

 赤褐色の肌に癖の強い髪の毛を持つ【カインゼル達】は、【魔王】エメクの遺伝子から作られている為に。個人名で呼ぶと混乱してしまう為。三人で一チームが造られていた。その為チーム分けは胸に付けている、リボンの色でチームを分けていた。

『赤リボン隊』は、その中でも偵察とワナの設置と解除を行う。いわゆる偵察部隊である為、接近戦は得意としていなかった。

「おれが行きます!」

 リボンを付けていない少年がそう叫ぶと、今にも『赤リボン隊』の一人に噛みつかんとするジャイアントバットの前に、ケイ・カインゼルが飛び出る。そして一匹のジャイアントバットの前に立ちはだかると。

 師匠であるミナ・シェリルの手から直接受け取った、成人男性が使う長いシミターを両手で持つと。少年並みの背丈しか無い、ケイ・カインゼルがそのシミターで、ジャイアントバットの頭をきり落とした。

 いや、それだけでは無い。

 赤リボン隊に襲い掛かろうとしていた、残り三匹のジャイアントバットも。一刀のもとに切り殺す!

「…すげえ…」

 赤リボン隊の隊長がそうつぶやく。

 だが、本当に驚いているのは。ケイ・カインゼルの方だった。

 ミナ・シェリルと出会うきっかけであった、ジャイアントバット共に追い詰められていたあの自分が。たった十ヶ月で。

 ジャイアントバット共を蹴散らしている!

「たった十ヶ月の間、ミナ・シェリル師匠の元で修行しただけで、此処まで強くなれるのだったら。おれは二十八年もの長い時間を、ドブに捨てていたって事か?」

 ケイ・カインゼルはそう小さく呟いた。

 


書き上がったあぁ!

何だかドンドン選択肢を、失って行く感じがする。

そろそろこのお話しも、お終いかな?

では皆さん。次回お楽しみに。

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