夜もすがら君想う
君を、傷つけたくない。
君は度々、口癖のようにそう繰り返す。
この度に僕は、君を思う。
僕だって、傷つけたくない。誰も、なんなら、君を一番、傷つけたくない。
僕は言った。
君が否定した分、僕は君を肯定する。
僕には仕方が見つからなかった。もっといい仕方があっただろうが、僕には、僕しか傷つかないやり方を選んだ。
僕は君から離れない。他のその他大勢じゃなくて、僕がそう決めたんだ。
一生一緒に生きていく、僕はそうしたい。
君が本当にそう思うなら、本当に認めてほしくない、許してほしくないって思うんなら。
僕は少し悲しいけれど、君の意見を尊重しよう。
でもさ。
本当に、そう思ってるの?
本当に、認めないで、許さないでって思ってるの?
僕はまだ、君を完全には知らない。
そんなこと、できやしない。
でも僕は初めて、人を知ろうとした。
その相手が、君だった。
言葉がうまくまとまらないのは許してほしい。
僕だって、混乱してるんだ。
君が先に、何も言わずに離れていくんじゃないかって。
そりゃさ、尽くすよ。
だって、初めて真っ向から好きになった人だもん。
辛いことから逃げてもいい、嫌だったら、誰かの影に隠れたらいい。
でも。
僕からは逃げないでほしい。
君の心が、本当に僕を傷つけたくないって思うのなら。
僕はいつでも待ってる。君を待ってる。
挑戦してるときも、誰よりも近くで君を見守ってる。
辛かったら、僕に飛び込んでくればいい。僕はそれを否定しない。
僕は、泣いている。
君との会話が終わったあと、君が辛そうな様子を見て、泣いている。
からだが震えて、会いたいと願う。
もっと二人でいたい。
もっと色んなことをしたい。
そう思っている。
君が自分をどんなに悲観しようと。
僕は君が好きだ。
どうしようもなく、大好きなんだ。
うまい言葉にできなくて、しっかりと伝わるかは分からない。
でも、君を思って、想ってる。
わがままだけど、君と僕は、そうやって生きていくんだと思う。
お互いに依存しあって、歩くために。
僕は君と、ずっと君の隣で歩いていきたい。
ノンフィクション。