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出会い
「あんた今失礼なこと考えたでしょ?」
鋭い少女、もとい・・・ん?お姉さん?ってのも違和感が拭えないので名前を聞いておくのがいいかな。
「ところでお嬢ちゃんと呼べないんだが名前を聞いてもいいかい?」
流れで名前を聞いているが、もう二度と会わないかもしれないのに。
「若く見られるのは嬉しいけど、さすがに年下からお嬢ちゃんって呼ばれるのも嫌だしね。でも名前かぁ・・・まだ教えられないわ、もう少し親しくなってからね」
と、少女(仮)は言い放ったわけだが、
「親しくなってから?僕は旅をしていて少ししたらこの町を出る。たぶん親しくなる時間はないよ、暇つぶしの話し相手にぐらいならなれるかもしれないけどさ」
そう僕は旅をしていてこの町に寄っただけで長居するつもりはない。かといって何もせず素通りというのも旅の味がないので寄った町では名所や穴場、言い伝えなどその町でしかできないことを堪能してから出ることにしてる。幸い人生は長いのだから。




