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初陣

「あっちいな」

「なー」

グレイが日差しを手の甲で隠す

「んでグレイどうする?」

「えーっと」

グレイが地図を出して地図に指を指す

「まず色々と情報が欲しい、だから世界の真ん中と言われる大都市ルクセリオに向かいたいんだが、ルクセリオは海を越えないとな、あと普通に距離がある、だからとりあえず近くの街に行こうか」

「分かった」

そうして俺達はドール卿と言う街に向かう

そして森に入る

森は静かで鳥のさえずりなどが聞こえる

「ウギィ!」

「ん?!」

急に森の中からゴブリンメイジが現れた

グレイがにやけた顔で言う、「さあ?ヴァイスリベンジだ...」

「フッ...おう!」

俺達は同時に剣をぬく

抜く時の鋼のスレる音が森に響く

ゴブリンメイジのLevelは7のようだ


「行くぞ!」

「ウギィ!!!!!! 」

ゴブリンメイジは氷の塊を杖から放つ、

「シャリン!スパパパパパ!」

と音をたてて俺に向かって来る、

それを俺は回避する

回避した同時に技グリムゾンスラッシュを発動する、剣が煌めいた俺はゴブリンメイジに突き刺す

「バァッズッッッン!!!!!!」

刺した時の風圧が顔にかかる

ゴブリンメイジを倒した

そして金色の粉=経験値を入手した

「フーッ」

剣を鞘にしまった。

「まぁ大分強くなったなぁ」

グレイが先を歩きながら言った

「ほら、行くぞ?」

「あっあぁ...」


俺達は森を歩く

その時だった

「お兄ちゃーん!!!!」

悲鳴だ

俺とグレイは悲鳴の聞こえた方に走る

「ザバッ!!」っと草むらを抜ける


そこには少女と少年がいた

遅かった......

少年は Level12のトロールに掴まれていた

そして...

トロールは片手に持っている棍棒で傷だらけの少年を叩きつけた

「.........」

少年はもう...助かりそうにはない...


少女は何も出来ずにあまりの恐怖と絶望に肩を落とし膝がガクンっと崩れ落ちた。

少女は失神してしまった

「グガァァァアーーー!!!!!!」

トロールは棍棒を少女に振りかざす


グレイはスッと移動し相手の武器を二刀流で挟んだ、グレイは全身全霊をかけて少女を守る、「ギギギギギィィィ!!!!」と音をたてて火花が散る

グレイは汗を垂らして守った

その時グレイは俺に言う

「ヴァイス!!この子を安全なとこに連れてけ!!」

俺はグレイに言い返す

「でもグレイ!お前1人じゃ!」「くさい綺麗事はいらない!ぐっっ....!もう限界だ!!」

俺は言われた通りに少女を背負い安全なとこに連れて行った。


(グレイ)

はぁ行ったか...

俺は奴の武器を弾き飛ばす「カキィッッ!!ン!!!!」

俺は軽い深呼吸をした


時間だけを稼げればいい

さて?どうするか

俺は心の中で謎の挑戦心を覚えた

一か八かであれやってみるか

「よし」


トロールは両手で棍棒を振りかざした

俺は目をつぶっていた

トロールの武器が体に近くなった時俺は目を開き

奴の武器を二刀流で挟んでそのままへし折った

高い金属音が森に響く

その勢いで奴の左足を斬る

もういいな...十分時間は稼げた

俺はそのまま逃走した



「ハァハァハァ......」

俺は近くのほら穴にヴァイス達の姿が見えた事を確認して向かった

「あ!グレイ無事だったか!!?」

「あぁ見ての通りだ、簡単に死ぬ俺ではない」

その後ヴァイスから話を聞くと少女は一度起きてだが眠ってしまったらしい。


その夜は焚き火をして一夜を過ごしていた

(ヴァイス)

俺とグレイは近くの川などで魚を捕らえ、実などを採取して晩飯を食べる時だった、

少女が目を覚ました

晩飯などは丁度出来ていた、出来ていたと言っても魚を焼いたりしたけだ、晩飯は十分すぎる量だった、

少女はずっと下を向いていた、

「はー疲れたわー、火起こすのですっげー体力持ってかれた」

「まぁな」

グレイはまぁなと言うと木の枝で刺した焼き魚を少女に差し出す

「はい?」

とても優しい顔で言っていた

だが少女は首を振っていた

少女はとても美しく金髪の少女だった

少女は涙を零した

「お兄ちゃん......」


「突然で辛かっただろう、でも今は生きるために食べてくれ」

グレイは少女の手を取って焼き魚を渡した

「名前は?なんて言うんだ?」

その時少女は目を少しだけ輝かせた

「ルミナです......」

「へーそうかいい名前だな、ハハハッ、俺はグレイだ今大事な旅をしてるとこなんだ」


その時ルミナが言う

「グレイさん......兄に...似てます...ね」

「そうか」

そして俺も遅れて自己紹介をした

「俺はヴァイスだ」


(ルミナ)

とても......お兄ちゃんに似ている...とても優しい...

手がとても暖かった...

でもお兄ちゃんがいなくなるのは...

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