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2-1

「マゼルゴ! おまえは面白い! あの力をどうやって手にしたのだ!?」



身なりの良い幼女が雛のように後についてくる。昨日の一軒で旅人が興味津々で絡んでくるのだ。


「かつて神殿で祈り申しているところ、国の守り神が現れました。ただ、それだけでございます」


「なぜそのようなものを神に賜り、この国を支配せんのだ?」


「神は争いを好みません、存在理念に反する行動は力を失うことにつながりかねない。それ故に我はこの力を暴虐するわけにいかないのです」


「剛腕の兵を1騎で薙ぎ払いながら争いを好まんとは! なんたる矛盾であろう……愉快!」



実に困ったことになっている。弱小国家コルビパンのしがない医者の自分に神のコアが宿っているなど身の丈に合わない。

あの日あの力を授かるのは、ほかにふさわしいものがいたはずなのに!


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