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祓魔師の話  作者: かめさん
第三章 聖女と歌姫
20/115

ある舞台の裏側にて

物語の都合上、別視点となっております。短めです。


「皆聞いて、この子を代役に立てようと思うの」

「どうしたのいきなり。さっき四人でやるって決めたじゃない」

「本当にごめんね。私のせいで。でも、この子めっちゃ歌上手いから、ちょっと練習すれば大丈夫だよ。それにね、やっぱり、五人と四人じゃ響きが違うから」

「もう、あんたの悪い癖よ。急なこと言い出して。キャロルさんだよね? ごめんなさい、巻き込んじゃって」

「あの、良いんです。先程舞台見させて頂きましたし、知っている歌ですし、それに、お役に立てるなら」

「そう。なら、お願いしても良いかな。極力出番減らせるようにして貰うから。最後舞台に出てきて、歌ってくれる?」

「はい」

「フランも、それでいいでしょう?」

「色々言いたいことはあるんだけど、なんでこんな所に来ちゃったのかしら」

「フラン怒ってる?」

「いいえ。怪我は仕方のないことだし、貴方の決めたことなんだから、勝手にして頂戴。私は、私にできることをやるだけよ」

「よし決まり」

「もう少し時間あるから練習しましょ。その前に衣装合わせないと、ほら、その地味な服脱いで脱いで」

「は、はい」


ここまで読んで下さり、ありがとうございます。

世界のどこかに読んでくださっている人がいる、ということが何よりも励みになっています。

今日のお話は短めだったので、19時にもう一話投稿する予定です。良かったら覗いて下さいませ。

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