ある舞台の裏側にて
物語の都合上、別視点となっております。短めです。
「皆聞いて、この子を代役に立てようと思うの」
「どうしたのいきなり。さっき四人でやるって決めたじゃない」
「本当にごめんね。私のせいで。でも、この子めっちゃ歌上手いから、ちょっと練習すれば大丈夫だよ。それにね、やっぱり、五人と四人じゃ響きが違うから」
「もう、あんたの悪い癖よ。急なこと言い出して。キャロルさんだよね? ごめんなさい、巻き込んじゃって」
「あの、良いんです。先程舞台見させて頂きましたし、知っている歌ですし、それに、お役に立てるなら」
「そう。なら、お願いしても良いかな。極力出番減らせるようにして貰うから。最後舞台に出てきて、歌ってくれる?」
「はい」
「フランも、それでいいでしょう?」
「色々言いたいことはあるんだけど、なんでこんな所に来ちゃったのかしら」
「フラン怒ってる?」
「いいえ。怪我は仕方のないことだし、貴方の決めたことなんだから、勝手にして頂戴。私は、私にできることをやるだけよ」
「よし決まり」
「もう少し時間あるから練習しましょ。その前に衣装合わせないと、ほら、その地味な服脱いで脱いで」
「は、はい」
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今日のお話は短めだったので、19時にもう一話投稿する予定です。良かったら覗いて下さいませ。




