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将棋ディストピア  作者: ねこ
将棋道場
9/14

逮捕

 2人の対局が再開される。

 挿絵(By みてみん)

 男は角を取り王手竜取りをかける。

 僕は飛車でその角を取る。

 挿絵(By みてみん)

男は一度相手に捕獲された飛車を、敵陣深くに放り込む。

 

 同じ実力の者同士の対局はなかなか終わらない。

 僕は斧を振り回す男から、必死に逃げまわり活路を見出そうとする。

 苦しいはずなのにどこか高揚感を覚える。

 挿絵(By みてみん)

斧を躱しながら二枚目の角を設置する。

 男は許さぬと丸裸の本丸めがけて追い回してくる。

 挿絵(By みてみん)

 首が繋がるか繋がらないか、紙一重の好防の中集中していた二人は、

 外の階段から降りてくる足音に気づかなかった。

 

 バンッと勢いよく扉が突然開かれ、青色の制服に身を包んだ二人の長身が入ってくる。

 「警察だ。対局の現行犯で逮捕する。」

 男は対局を中断させられたことに激怒し、雄たけびを上げながら警官に突撃する。

 「お前らキャベツにしてやる。」

 男は肩を警官にぶつけるが、大柄な警官はうろたえることなく男を静止させた。

 暴れる男の手に、手錠がはめられる。

 「署まで同行してもらえるかな。」 

 僕は無抵抗のまま、男と警官たちについてゆく。

 警官に引きづられビルを後にしながら、男は走馬灯のように昔同じようなことがあったことを思い出す。

 「お師様..」


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