一人でいる。
ずっと一人でいる。いつのまにかいた。今も昔もこれからも、白い部屋にずっといる。
誰も話す人がいないのに、いつのまにか頭の中に入っていた言葉を、誰もいない部屋の中で一人口に出す。部屋の隅の小さな戸からご飯を貰い口にする。部屋の隅にいつのまにか置いてあった本を読み頭に入れる。部屋の隅にある浴室でいつのまにか沸いていた湯船に浸かる。
ずっと一人でいる。いつのまにかいた。今も昔もこれからも、白い部屋にずっといる。
誰にも会ったことはないけれど、誰かが傍にいる気がする。言葉もご飯も本も湯船も、誰かが傍にいるからあるものだ。
そう思ったから今日、文章というものを書いてみた。
たぶん
2009年5月15日
誰かに会った気がする。僕は一人になった気がする。
ただ、ボクは誰かに会えた気がする。ボクは会いたいから外に出してもらえた。その後は知らないけれど。その代わり、僕はボクにも会えなくなり、何も出来なくなった。
僕はずっと一人でいる。
初投稿です。ここまで読んでくれた方、有難う御座います。
今、シリーズものを考えています。そちらの方も投稿したら宜しくお願いします。
さて、この作品はノートに落書きしてた時に思いついたんです。そのときついファッヒャと見事な奇声を発してしまい、隣にいた女の子はきっと私のこと変質者だと思ったでしょう。まぁ、別に良い、書けたんだからな。
最後に、これから宜しくお願いします。