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高校なんだし、いい加減授業しようぜ!!

タイトル通り!!

えーと、ナレーター復活しました。

全治12週間だそうです(キラッ)これからは病院の病室でナレーションしていきたいと思いまーす。

よいこのみんなーっ!!軽々しく人の悪口言っちゃ駄目だぞ☆


「…………ナレーターは頭でも打ったのか??」

なんとか救助された伊吹が空を見ながら呟く。


ちなみに今ここは教室で、皆は授業が始まるのを待っています。予鈴はもうなりました☆けど皆さんはおしゃべりを止めません。


”………伊吹、気にするな。ちょっと頭に改造加えただけだ。半分マシーン化してっけど。”

「まだ作者いたのね………。」

真琴が聞こえるか聞こえないかの小さな声で呟く。

”ヌハハハハハッ!!居ては駄目かな?真琴とやら。”


「…神宮さん呼ぶわよ。」


真琴が殺意を込めていい放つ。

”すいませんでした。帰ります。本当に調子にのってすいませんでした。”


「ちょっ!!ええっ!?帰ったああああ!?魔王帰ったよ!?初めて見たよあんな低姿勢の魔王!!」

伊吹が大声で叫ぶ。


終わると同時に、乱暴に教室の引き戸を開けて教師らしき人が入ってきた。

「うっせーぞ伊吹。つかお前ら、ここは同人誌を持ち寄って販売するようなビッグサイトじゃねぇーぞ。ただでさえ私は眠いんだ。静かにしねーと全員落下するぞ。」

その教師はボサボサな髪の毛で、目の下に隈をつくっていたが、見るからに超美人で、長い丈のジーパンを履き、細い足のラインが綺麗に浮き出て、大きい胸を強調するように胸元がざっくりと開いた服を着ていた。右手には教科書らしき類いを持ち、左手には謎のスイッチを握っていた。


「えーと、お前ら心して聞け一回しか言わないからな。私の名は、悪魔の使いだ。覚えておけ。」


(多分誰も忘れませんよそんな馬鹿げた名前。)

心の中で伊吹がツッコむ。


「勿論嘘だ。引っ掛かったか?腐ったミカンと呼ばれて、既に半年の政。」

「引っ掛かりません。つか本当だったら卒倒します。あと誰にも腐ったミカンなんて呼ばれた覚えはありません。」

「はいアウトー。」

先生が右手に持っていたスイッチを押す。


ガコッ!!


………教室から政が消えた。

「………………え?政ああああぁぁぁぁっ!??」

伊吹が絶叫する。

「はい、このよーにアウトになったら即、落ちます。」

だるそうに説明する。


「いい加減にしてっ!!」


立ち上がったのは神宮だった。

「先生の名前は馬門宮まかどみや 真弓まゆみ!…いえ、お母さん!!」

神宮が指を指して言った。


――――――――――――――


教室に仕掛けてあったのは単なる落とし穴だった。座っていた椅子ごと落とされた政は数メートル落ちてから異常に柔らかいクッションに落ちた。

落ちた場所は黒い壁で覆われた場所だった。

落とされた場所からは光が射し込んでわりと明るかった。


「――――っあーーーっ!!死んだかと思った!!あの教師は一体なんなんだ!?」

上を睨みながら文句を言った。

「…………はあ……一応出口探すか……。」

ため息をついてから辺りを見渡すと、

出口と大きく書かれた黒い扉があった。これでもかとばかりに。

「怪しさ満々だなおいっ!!………しかし………。」

もちろん出口らしきものはそこにしかなさそうだった。

「…………ええい!!『虎穴に入らずんば虎児を得ず』だっ!!わかんない読者は辞書を引こうねっ!!」

ドアノブに手をかけて思いっきり開いた。すると―――――


「……………………あれ??」


何も無かった。いや正確に言うなら畳二畳分ぐらいのまたまた黒い部屋が一つ。

「…………何も無え………。」

一応、部屋に入ってみたが、何も起こる気配無し。

「………………おいどーやって出るんだよーーーっ!!」

頭を抱えて叫んだ時だった。


体が宙に浮いたと思った瞬間に上にすっ飛んでいた。

「のわああああーーーっっ!!」


※説明しよう!!政が入った部屋には超強力なバネが床のしたに仕込まれており、人の全身が入ったのを感知すると、そのバネがSPRING!するのだ!!※


「後半ちゃんとした説明になってねーし!

強力過ぎだし!

そもそもこんな部屋作るくらいなら落とし穴作るなって感じだし!

つーか俺のツッコミどんだけ早口なんだよ!!」


※はいツッコミ担当政さんでした〜。スタジオにお返ししまーす。※


「返す程仕事してねえだろおおおおぉぉぉっ!!」


飛ばされてから約10秒。吐き出されるようにして一階の廊下の床から飛び出した。

ちょうど上昇のスピードが遅くなってこれから下降するときだったので実質、5センチ程度の高さから落ちた形になった。

「のあっ!…へぶちっ!!」

5センチでもわりと痛かった。


「つ〜〜〜っ!いつか必ずこの学校の校長をギャフンって言わせてやるっ!!」

無駄に固い決意をして、立ち上がり、自分の教室へと走り出した。

「まずあの教師に文句言ってやる!!」

そう意気込んで教室の戸を開けた。


「こんのクソ教師ーーっ!!落とし穴なんか使って…………え?」


―――政は最初何が起きているのかわからなかった。なぜなら教室では、先生と神宮がどこかのRPGを実写化したような、どこかの魔法少女のアニメを再現しているような………まあ、喧嘩というか、決闘というか、死闘というか………戦争?をしていたからだ。

ちなみに二人以外の生徒は教室の隅っこに逃走しました☆


「ワハハハハッ!!神宮っ!!その程度の式紙ではこのスサノオは倒せないぞ!!」

教師が高笑いしながら言う。


2メートル弱の大剣を持った、でかい鎧が神宮に向かって剣を降り下ろす。


「いつもいつもいつもいつも、ワシの行く学校に来て悪戯ばっかりしおって!!もう今日という今日は絶対許す訳には行かんのじゃあーーっ!!」

神宮が真っ赤なオーラを纏わせて怒鳴る。


降り下ろしていた剣を左に避けながら紙を教師に向かって投げつける。飛ばした紙が虎に変化して教師に襲いかかる。


「お前の怒った時のおばあちゃん口調はなかなか直んないよな!!いい加減、ババアコンプレックスから卒業したらどうだぁっ!!」

教師なのに生徒を嘲笑う。教師なのに。


飛んできた虎に手に持っていた紙を投げつけた。すると虎が反転して神宮に襲いかかる。


「やかましいッ!!勝手に出ていったり帰って来たりしているから私はおばあちゃんに頼ってるだけで、実際はお主がいけないんじゃろうがぁっ!!」

怒鳴り散らしながら教師に素早く接近していく。


神宮は向かってきた虎を素手で殴り飛ばし、接近を止める。


「いいじゃんかよー、世界中を回って遊ぶくらい。神宮のけち〜。」

ぷうーっ、と顔を膨らませて文句を言う教師。


プチッ!!


何かが切れる音。


「それが母親の言うことかあああああぁぁぁぁぁぁっ!!」

神宮が怒りを爆発させて本気で怒鳴った。


怒鳴った衝撃なのか、神宮の魔力的な物のリミッターが外れたのか、

神宮を中心として周りの物が一斉に吹っ飛んだ。


政は――――なんとか死線を掻い潜って、伊吹までたどり着いた。

「伊吹っ!!なんなんだこの某マンガみたいな展開わぁっ!!」

政が怯えながら聞く。

「政っ!!なんで此方に来るんだよ!!廊下に戻れよ廊下にっ!!巻き込まれる!!」

伊吹が半分顔が真っ青になりながら政に怒る。

「うるせえっ!!この状況を説明してからにしてくれっ!!」

政が半狂乱になりながら言う。

「じゃあ安全なとこに行ったら教えてやっから、さっさと…」


「喧嘩をしては駄目じゃあないかハニー達。」

廊下から恭志郎が教師と神宮の間に割って入ってくる。

「いいかい?女性というのはおしとやかに、しおらしくし…」


「ウザイッ!!」

「邪魔じゃあっ!!」

二人が同時に式紙を飛ばした先は――――、

恭志郎


「えっ?」

恭志郎が飛んできた物を認識する頃には、式紙が当たっていた。『爆』と書かれた式紙は白い閃光を放ち―――――――

「ごはーーーっ!!」

もちろん爆発します。


「「………………………。」」

「……二人とも。今まで生きていてくれてありがとうね。」

真琴が、ぽん。と二人の肩に手を置いて薄ら笑いしながら言う。

「んまて!!なんで俺達が死ぬことになってんの!?」

「そりゃないよマコッさん!!」

伊吹と政が猛反発する。

「え?二人が止めてくれるんでしょ。」

真琴は、あなた達が止めて当たり前。と言った顔つきで二人に言う。

「んなアホな!!」

「そーそー無理だっつの!!」

二人が真琴に言った瞬間だった。突然真琴が皆の方を向き、


「皆ーーっ!!伊吹と政がこの不毛な親子喧嘩を止めてくれるってよーーっ!!」


なんて大声で伝えました☆

タイトル通り!!


………とか前書きで書きましたけど、全くそうなりませんでした。はい m(__)m


でもこの小説の作者はノリと勢いをとっても大切にしています!!



………絶対失敗するパターンのやつやぁっ!!(泣)


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