冷酷無情
「ビーーーーームっ!!!!!!!」ビームの線上にいる怪物たちが消滅。
こんなに大きな声を出す必要はないんだけど、何事も気合いと気持ちだよ!ね?
「……帰ろうか」
「そうしましょうか」
相変わらず冷たい人だ。
私以外にはちゃんと喋ってくれるから、私のことが嫌いなのかなぁ……?
まあチカラなんて望んで手に入れるものじゃないし、きらりさんにとっては私は仇みたいなものだよね……
私だって、こんなチカラ、欲しくなかった。
これさえなければって、何度も何度も願ったもん。
……それはさておいて、私はかなりチカラを使いこなせるようになってきていた。
やっぱり慣れによるものが大きいみたい。
ワープすると、スカトラの中にある会議室14こと『超能力部』と呼ばれるようになったところに出現。
ほら、会社には営業部とか色々あるでしょ?
ならチカラを持つ人は『超能力部』に所属するのはどうかっていうアイデアを出したんだ。
そしたら、思った以上に喜んでもらえたんだよね。
「キラキラコンビ、おかえり~」
キラキラコンビとは私ときらりさんのこと。きららときらりだからって帝夜さんが名付けた。
「ただいまです」
「ノルマ達成早いな、やっぱ」
そう言う帝夜さんは、愛芽ちゃんと一緒にいつも一番に帰ってきてるんだけど……なんてことは絶対に言わない。
前にそれをきらりさんに言ったら、こう言うのは雰囲気が大事なのだと諭された。
唯一きらりさんが私にペラペラ喋った瞬間だった。
解せぬ。なぜきらりさんが私の教育係になっているのだ。
「なんだ、また俺らが最後かよ」
ちょ、スカイさん!なんてことを……と私が反論しようとすると。
「不死川さん、こういうのって競うものじゃないですよ。人を守るために働いてるんですから」
ああ、亜衣亜くん!私が今言おうとしたことを言ってくれた!
スカイさんの後ろには昴ちゃんとナイトさんもいる。
まだ本力が見つかっていないので上手くチカラを扱えないからだろう。
「そういや脳の本力見つかったぞ」
爆弾発言投下。
「ちょ、スカイさん!?そう言うのってサラッと言うもんじゃないで!?」
「は?なんでだよ?」
「なんでも何も、こう言うのってしっかり発表せな混乱してまうやろ、僕みたいに!」
「まあでも言ったものは仕方ねえな。あと1時間したら来るから用意しろ」
「社長権限フル活用すんのやめえって何度も言うとるやんけ!あと1時間てなんやねんっ!!!!!」
帝夜さんのキレッキレなツッコミをバックグラウンドに、私たちは用意をテキパキ進めるのであった。




