如月 輝星
帝夜さんは会議室14というプレートがかかっている扉まで、私を案内してくれた。
一切迷わずにここに来たんだもの、相当慣れてるんだろうなあ。
「帝夜や」
「入れ」
帝夜さんが扉を開けて中へ入る。
そこには、6人の人がいた。
「お前が七森きららだな。待っていた」
「えっ!?あっ、ええっと……」
「……ああ、俺の顔を知らないんだったな。俺が不死川スカイだ」
あっ、さっきの電話の人か。納得。
よく考えれば声で判断できたんじゃない。私のバカ!!
「……ほら!お前らも自己紹介しろ!」
スカイさんが怒鳴ると、みんなが少しビクッとしたあと、私に自己紹介してくれた。
最初はツインテールで金髪の女の子だ。身長は私よりちょっと高いくらい。
「あたしは西園寺愛芽羅流度!愛芽って呼んで!帝夜にいの妹!高1!」
次はショートカットに金髪、だけど一部分だけ黒髪の男の子だ。身長は帝夜さんより頭ひとつ分くらい大きい感じ。
「あ……僕、西園寺沙亜衣亜です。亜衣亜って呼んでください。帝夜兄さんと愛芽姉さんの……弟?妹?……中1です」
もしかして……ジェンダーレスってやつ?
「俺は雪森ナイトです。騎士って書いてナイトって読みます。高3です」
あ、スカイさんよりも年上なんだ。
「私……御厨プレアデス。……昴って書いて……プレアデス。……昴って呼んで……」
あれ、この子……チカラで見たら、男って書いてあるんだけど……この子もジェンダーレス?亜衣亜くんとは逆なのかな?
あと1人は、さっきからずっと後ろを向いている。
どうやら机に向かってパソコン作業をしているようだ。
「……おい、きらり。その作業は至急じゃねえ。あとでいい。先に自己紹介だ」
きらり、と呼ばれた少年が振り返る。
彼の目は……右目は黄色。別にそれはそこまで問題じゃない。
問題は彼の左目。彼の左目は私と同じ濃さ、色合い、全てが同じの青色で……私と同じように星があった。
「……僕は如きらり。輝くに星できらりって読むんだ」
輝くに星。私の名前、きららの漢字と一緒……
「……不思議に思っているようだから話させてもらう」
私の心を読み取ったかのようにスカイさんが口を開く。
「きらりは目のチカラの他力だ。つまり、左目だけお前のチカラを授かっている。だからお前と同じ星があり、目の色も同じなんだ」
「私の目が……うつった……?」
「うん。会ったことあったっけ?」
「……すみません、分かりません……」
「そう」
そ、そっけない人だなぁ……




