Prologue
きゃああああっ!!!
また声が聞こえる。
ある日を境に、この世が闇に包まれ、モンスターが出現した。
捕まれば、存在が消える。
テレビも映らないから何もできない。
もちろん学校にも行けない。
買い物にだって行けない。
だんだん人が死ぬ。
そんな世の中。
私の名前は七森輝星。きららと読む。
キラキラネーム以外は、至って普通の高1。
だけど最近は前述の通り、この世が闇に包まれているせいで、何もできなくてつまらない。
急に、テレビにノイズがかかる。
誰かが画面に映る。
『日本中のみんな、聞いてくれ!俺はSkyTryの社長だ!』
ええっ!?あのSkyTryの社長!?
スカトラってすっごく有名な会社だけど、社長が顔出ししないって有名じゃなかった!?これもしかして生放送!?
『お願いだ!自分は超能力を持っていると言う人は、ここに電話してくれ!頼む!』
電話番号がかれた画用紙を、彼が掲げる。
私は慌ててそれを撮る。
『頼む!この世界を救うためには、チカラの存在が必要不可欠だ!安全は約束する!だから俺と戦っt……あっ!待て!!』
急にカメラがぐるんとひっくり返る。
そしてそれっきり、テレビには何も映らなくなった。
おそらくテレビ局の人に切られたんだろう。
ドクン、ドクンと心臓が鳴る。
どうしよう。どうしよう。
私は実は、生まれつき目がおかしい。
他人の情報を見ることができる……そんな目。
これのせいで嘘なんてすぐ見抜ける。
だから誰も用できなくなって、友達なんかいなくなった。
でも……ちょっとだけこれに賭けてみたい。
この人に賭けてみたい。
私はその電話番号に電話を掛けた。
しばらくすると、彼に繋がった。
きらら「あのっ!」
私は彼に用事を告げた。
人生で最後となるであろう、私の人生最大の、命を賭けた賭けは、間違いなくここから始まった。




