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詩全集3

赦罪譚

作者: 那須茄子

月面の駅で

名残が肩に降る


「さよなら」を言い損ねた言葉たちが

空白を食べて大きくなっていった


指の震えで描いた樹形図を

炎であぶり出すように

僕らは後悔を音にして

口ずさむ術しか知らない


もしすべてが記号だったら

君を「友」と呼んで傷つけることもなかった

もし今が夢だったなら

この世界に落ちた涙の重力に抗えたのだろう


思い出が自爆ボタン

選べなかった可能性だけが

街灯に吊るされて揺れていればいい



もし言葉が雪だったなら

降り積もる前に溶け合えただろう

もし視線の先に終わりがなかったなら

赦しを知らずに

美しさと痛みを入れ替え続けていた

結局

どれも 「愛してる」の言い換えだったと気づく


本当にさ

化け物は化け物らしく丈に合わせて生きていればいいものを

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― 新着の感想 ―
好きです!!この 「さよなら」を言い損ねた言葉たちが 空白を食べて大きくなっていった で心をギュッと掴まされました!!感情に名前があるから、わたしたちは痛くなってしまうんですよね!!それが切実に伝わ…
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