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神力の修行風景

もう一月終わるけど、あけおめー

ここ最近は、神力を扱うことを練習している。信仰を集め、力を持つ様になっても、うまく使えなければ意味がないから。

 

自分を守るためにも、信仰してくれる人を守るためにも、上手に使えるようにならないと。


だって、あんなにも健気な人たちなんだ。心の底から良い人なんだ。じゃなければ、あんな平和で、能天気な会話しない。

僕はそう思うんだ。


「油羅様、油津様、それでは始めましょうか」

 

神社の裏にある、結界で守られた外の広場で修行は行う。


「まず、転移が出来るようになるためのステップとして、空間に手を加えることができるようになる必要があります」


「空間を触れることは出来ないし、説明し難いから概念と言っても良いわ」


「油羅ちゃん、試しに空間を歪ませてみて」


「え?…はいっ!やってみます!」


やり方を何も言われてないけどやってみる。油津さんはいつも感覚的な教え方をするし、無茶振りも多い。


空間の操作、その空間というか概念を捻じ曲げる。そんなイメージで眼の前に手を翳す。


…………

 

何も起こらない。もう少し力を込める。


…………?


一瞬、歪んだ…?

もう一度手を翳し、さっきの歪みを大きくするイメージで、さらに力を込める。

自分の長く白い髪が靡いて、視界の横にチラチラと映る。


「……っ!?」


大きな空間の歪みが現れたと思ったら、急に光って……


劈くような大きな音と共に、大爆発が起きた。


「みゃ!!」


びっくりしてその場に座り込んでしまったが、サッと油津さんが前に来て結界を発動し、爆風から僕を守ってくれた。


「油羅ちゃん、沢山力を込めたら良いと思うの止めよっか」


「はい……」


「空間を操ることだけでなく、その他のことでも、神力の込めすぎは大抵爆発を招きます。油羅様、今回の爆発で学べましたね」


「それ、早く言ってよ」


もう一回チャレンジすればいける様な気がする。最初にちょっと出来たし。


再度挑戦しようと、意気揚々と立ち上がろうとしたが立ち上がれなかった。


「あれっ……?動けない」


「神力の使いすぎですよ、油羅様」


立ち上がれず、ペタンと座っている僕に、センさんが覗き込むように近づく。


「しょうがないわね」


油津さんが僕を抱き上げ、そのまま……

えっと、これはお姫様抱っこだな。記憶上2回目だ。


僕が油津さんの腕に左腕だけしがみついてるのだけど、恥ずかしくてこれを外そうと思っても、なかなか抜けないし、何より落ちるかもしれなくて怖い。


度し難いなぁ…。


「今日の修行は強制終了ね」


「油羅ちゃん、力は入る?」


「えっと……動けるし、掴める…程度?」


「了解、んー多分暫くはこのまま動けない日が続くでしょうね」


「え!?うそー」


「経験上分かるわ」


もうこれからは神力を使いすぎることは無いようにしよう。


「そうだ、セン、いい機会だし、他の動物霊達に()()を進めてもらいましょう」


「あぁ、()()ですね、承知しました」


「アレ?」


アレとは一体?


「油羅様へのサプライズですので、お楽しみにしておいてください」


センさんはそこで颯爽と神社に戻っていった。

サプライズか……この状況で〝いい機会〟と言っていたのを考えると怖いんだけど……。


「油羅ちゃん、怖がらなくて大丈夫よ」


油津さんにそう言われたら、少しだけだけど、安心できた。なんだかんだで心を許せる相手であるわけだし、悪戯を仕掛けてくるけど、そこまで嫌では無い。

本当に嫌だったら甘んじて受け入れてない。


「私たちも神社に戻ろっか」


軽く頭を下げ、肯定の意を示す。

すると油津さんはニコリと笑ってから神社へ歩き始めた。

次の投稿はリアルが落ち着いたらになります当分は投稿できないと思います。

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