楽しいお風呂 後編
テストとかだったので時間が空いちゃいましたね。
あと、だいぶ短いです。
セン視点
私が普通にお風呂に入ると、油羅様は驚愕の表情をしていました。
熱さを心配していたようでしたが、熱すぎるなんてことはないので、普通に入れるとお伝えしたところ、今度は素っ頓狂な表情になりました。
油羅様は、象徴昇華の影響で、精神や身体が小さな子供らしくなっています。それは今までの行動からわかります。
きっとその影響でお風呂がより熱く感じるのしょう。
まぁ、そうですね、可愛らしいのもそうですが、庇護欲が生まれますね。助けてあげたくなります。
もともと男であることは最早見る影もないですね。
認識がかわいい女の子になってしまっていることが原因なんでしょう、それ以外考えられません。
油羅様はゆっくり、ゆっくりとお風呂に浸かっていく。
「ま、待って、意外と深いんだけど」
深さは約120cm
私の場合、顔だけ出るくらいの深さですが、油羅様の場合、上を向くか背伸びをしないと口に水が入ってしまうようですね。
「油羅様、大丈夫ですか?」
「だ、だいじょうぶですよ」
油羅様はそう言っていますが、見ていて不安になります。
「差し出がましいかもしれませんが、やはり私が抱き抱えて入った方がいいのでは?」
「う、いや、その必要はないですって」
「なるほど必要なんですね、わかりました」
「え!?ちょっ、僕の話聞いてた!?」
お湯が口の中に入ったり出たりを繰り返してる上、足が小刻みに震えていました。そうなっているにも拘らず、虚栄心で強がっている。小さな子供と相違ないです。
きっとそのまま放置しても「足が痛い」とか言って私が抱き抱えることになったでしょう。
「…………」
ちょっとだけ不貞腐れたような顔をしているのが面白いですね。
「油羅様に合わせたものがやはり今後は必要になってきそうですね」
今までは私がここでは一番小さい者でしたので、私の身長でも届くことが基準になっていました。
これからは油羅様でも届くことが基準になりますね。
「センさん」
「なんでしょう?」
「やっぱり僕って迷惑じゃない?」
「何を言っているのですか?迷惑な訳ないじゃないですか」
「でも……」
「そう思う気持ちはわからないでもないです。ですけど、私や油津様は油羅様より何年も、何十年も何百年も長く生きているんです。寧ろ、いろいろなことが起こって飽きなくて楽しいぐらいですよ」
「そうなの?」
「はいそうです、かわいい油羅様と一緒だと楽しいです」
「…………」
「…………」
「…………センさん、のぼせて来たから上がりたい」
「そうですか、ではそうしましょう」
油羅様はもうちょっと自分自身に自信を持って欲しいです。こんなにもかわいいのに、それに自分で気づいていない。やはり心配です。




