episode1「丁半ばくち(後半)」
殺陣集団「しらぬひ抜刀隊」のメンバーをもとにした登場人物たちが謀略渦巻く京都市中にて出会い、物語をつむぐ。
各登場人物が主人公になり、オムニバス形式で連載予定。
episode1(主人公/五鈴)
幕末、博打狂いでもあり商人でもある五鈴という男がいた。
のらりくらり京都を根城に、商人・農民・佐幕派・攘夷派とあらゆる組織を相手をするに厭わない
自分の身を遊びに使う男であった。
今、己の人生を掛け金に丁半を張る。
帝のいる禁裏(京都御所)の北側にある今出川通りを西に走り、京を南北にかかる堀川(運河)を過ぎたあたりに、公家・油小路家の下屋敷があった。代々近衛を世襲する油小路家は大名にも親類が多く、その大名の援助を受けた下屋敷だ。
下屋敷はその主人ではなく、貯蔵場所、別荘としての役割が主だっており、五鈴が自身の取引の際に使用している下屋敷も、目くらましに丁度良かった。
五鈴は西陣の帯に、生糸を使った着物、黒の長羽織に煙管を腰に差して敷居を跨いで、出迎えた下女が案内する後ろをついて行った。
室町期の茶室を起源にもつ数寄屋造りで、柱や壁は一見して質素であるが、その実、職人の技が凝らされていた。
京特有の狭い玄関から中に入ると、苔むした土に堀川から水を引っ張ってきた池、瑞々しく濡れた石畳が眼前に広がり、座敷からその庭園を望めた。奥に入ると、屋敷の中央が四角く吹き抜け小さな庭となっており、日光が屋敷内を明るく照らす。
きらきらとした箱庭のそれに、五鈴が視線を奪われている背後で、下女が膝をついて障子を開けた。
「新顔だね」
まず後ろで髪を束ねた総髪(月代がない)の、こげ茶色の着物をまとった男性が中心に座っており、現れた五鈴に声をかけた。
「お初にお目にかかります」
五鈴は言葉少なに、なで肩を内に巻いて頭を下げる。
箱庭を背に、部屋を通り抜けて外の庭園が広がっている。総髪の男を中心にして、数名が散散とし、縁側から庭園を眺めている者もいた。
「さあ、顔が揃った。今日はイギリスが対馬問題に介入してきた話題にしよう。皆さんのご意見を伺いたいですな」
ぱん、と中心の男が手を叩き始まった。
手紙の主に誘われてから数日は変わらぬ日常を送っていた。道ですれ違い様に知らない子供から紙切れを手渡され、場所と日時だけ記載されたそれを確認した後、火にくべて燃やした。
「ロシアが対馬に不法滞留を始めてから四ヵ月。イギリスも看過できないだろう。オランダも間に挟まれて大変そうだ」
白髪とちょび髭を長く伸ばした、ご隠居が唸りながら口火を切ると、白い歯を惜しげもなく晒しながらはきはきと青年が受け答えた。
「清でイギリスとフランスに出遅れましたから、ロシアは焦っているのではないでしょうか。クリミア戦争でも黒星がついていますし」
しかしそれを十徳を着た中年が否定した。
「いやあ、どうだろう。むしろ清国内の反乱でイギリスとフランスは手を焼いていると思いますがなあ。私の元にも清からの薬草がなかなかこなくて困っているんですよ。イギリス十八番のアヘンもどうにか統制できる程度しか出回ってないのでね」
「ではロシアの動きに合わせて、イギリスと幕府は足並みを揃えたというわけか。知人の通訳者から聞いたが、大老とイギリス外務省のオールコックが会談を成功させて、イギリス東洋艦隊が対馬にいるというじゃないか。イギリスの幕府への譲歩と見るべきではないかね」
またもご隠居が繋げるが、他方から異なる見解がでる。
「どうでしょうね。一方でイギリスは横浜港沖にも艦隊を数隻常駐させてて、幕府からの再三の撤退願いに応えていない。困るんですよねー、うちの殿がそろそろ京に上ろうかって噂出てるんですよ」
月代を綺麗に剃りあげた藩士が諦めた口調で言う。
この頃、産業革命をしたイギリスをはじめとして、生産効率を上げた欧米列強が売りつけるための貿易市場を探しに海へこぞって繰り出した。御多分に洩れず、ロシアもその流れに乗ろうとしたが、ロシアには不凍港がない。寒い季節になれば港が凍り、船が出ず、貿易に多大な影響が出た。
もちろん、その貿易相手の一つに日本も含まれた。
「そもそも会談は、東禅寺強襲の話になったはずだ」
日に焼けた、逞しい腕を組んだ若者が憮然とした態度で首をかしげる。
「ああ、それな。東禅寺の一件からイギリス護衛兵が寺周辺に増えたんだよ。奴ら金ばかりかかっていやになる」
勘定方に勤める色白の役方がため息をついた。
「江戸の連中は気の毒だなあ。すぐ横に外国兵士が配備されているのは、寝た気にならねえよ」
「対馬の件も長州の奴らに同情しちまうよなあ」
「まー分からないでもない、夷人は俺たちを野蛮扱いするからな」
矢継ぎ早に講武所に通っていそうな武闘派三人衆が感想を述べた。
講武所はいわゆる武道場で、開国を期に自国の武力を上げるために、幕府が旗本や御家人に、剣術・ 槍術・砲術などを講習させるために設けたのだ。
「イギリスの海軍も何かと苦しいと聞いたがの」
ご隠居が髭を触る。
「あー、清で太平軍って奴らが暴れているらしいですよ。長崎で聞きました」
藩士から出てきた単語に三人衆は、へえ、と興味を持った。
「うーん、色々絡んでてなんて説明するか……ざっくり時系列でいうと、アヘン戦争でイギリスが清を従属させましたが、そのあと清国内でキリスト信者と農民が結びついた太平軍って人たちが『太平天国を建国するんだ』って清国相手に蜂起したんですよ、内乱ですね。で、同時期に一度は屈した清国はイギリスが無茶苦茶するもんだから、抵抗を始めたらイギリスと便乗したフランス・ロシアと加わってアロー戦争勃発。で、英仏露が勝ちましたが、太平軍がまだ残ってて、これが泥沼化してるらしいです。清国は内乱はあるし英仏露はくるし踏んだり蹴ったりですよね」
「そんで英仏露の奴らが頑張っていると」
「ですねー。だから日本に注力するよりも、上海とか気になってるんじゃないですか」
「あー外国を見る、上海に行くんだ、って奴多いよな」
「横浜でも浪人が外国人襲うしな。ご愁傷さま」
国内・国際情勢問わず議論が交わされる。評定ではない、まるで文化人・宗教人がとりとめない議論をするように、自分の意見を主張する。
大きな庭と池に囲まれた屋敷は外からばれる心配もなく、討論は熱くなる。
「あなたの意見も聞いてみたいですね」
白い歯も持つ青年が、まっすぐな笑顔で五鈴に話題をふる。
他の人間もそれが当然と言わんばかりに頷く。
値踏みと興味。
まさにそんな期待が突き刺さった。
「さあ・・・・・・政治に関してはあたしの耳に入ってこないもので。ましてや西洋のことなんぞねえ」
商人にしてもなんにしても五鈴は様子を観察していた。五鈴の本音としては、素性もしれない連中に腹をみせるのは早かった。
「だが武器の流れは知っている」
中央の男が五鈴の心中知ってか知らずか続けた。
「知らないふりしなさんな。政治は分からずとも、流通はわかる。武器も、金も、薬も、人の流れも知っている。そうでしょう」
男が語っている内は、他の誰も横やりを入れなかった。
図星である。五鈴は政治は問屋仲間に組する伊藤屋よりも知らなかった。幕府は税を徴収するために商人の組織を作ったし、犯罪者を捕らえるために町人農民の自治組織を作り、農民百姓町人武士を戸籍で支配するために寺請制度を作った。
そして幕府はそれぞれの組織の頭と談合し、癒着し政治を動かしていく。
五鈴はそれぞれの組織に小指ほど浸かって、どこにも属していなかった。
「——あたしは身軽ですからねえ」
そう踏み込まないから色んな情報が少しずつ流れてくる、そして繋がる。
「しかしこの間、あなたのいた賭場に目付の連中が踏み込んだでしょう。流石に予想できなかったはず」
せいぜい知って与力同心程度の情報。幕府ですら舵取りできなくっている役人の動きを得られるはずもなく、そして結びつける情報も持ち合わせていなかった。
五鈴はしばらく考えたが、おもむろに口を開いた。
「武器と人の流れでいうなら、予想できますねえ。対馬は函館も合わせて議論すべきですねえ。ロシア総領事は函館に駐在しています。商人は夷人がいれば売りますから、イギリスフランスがうようよしている競争率の高い横浜港より穴場の函館の海で売買したほうがロシア人も商人もやりやすい。御存知のはず、七十年ほど前に蝦夷地・根室に来たロシア人は通商を求めにきましたねえ。その時に幕府は長崎へ入港できる許可する信牌を渡してます。にも関わらず、信牌を渡してからたったの十年後に、幕府は手のひら返しで拒絶ときた。あたしが商売相手ならどうしてやりましょうかねえ」
五鈴は賭け時だと、合いの手する間もなく落語家のようにするすると喋る。
実際、ロシアはこの後、日本に通商を認めさせるために限定的な武力行使を決意した。文化三年(一八〇八)九月から、翌年六月に蝦夷の北方を攻撃し、幕府は松前藩の船舶を海上でつぎつぎと襲った。ロシアは許可しないのであれば、さらに大規模に攻撃すると威嚇してきた。
ロシア軍艦の攻撃と、日本側の敗北・劣勢は虚実取り混ぜて誇大に各地に伝播し、実態以上の大騒動になった。「日本の大恥」「異国の物笑い」など幕府批判の流布は「武威」に裏打ちされているはずの幕府・将軍の威光を失墜させる瀬戸際に追い込んだ。
しかし文化八年(一八一一)に、ロシアはナポレオンとの戦争に備えるため、幕府も長らく続いたロシアとの対峙を終息させるため、両者穏便な決着を望み、ロシア側から提出された弁明書を、幕府は謝罪のしるしとして解釈し、威信・武威を示した。落としどころとしては、蝦夷地攻撃は海賊の仕業とした。(※3)
「確か、幕府はうまく治めました的な言い方だったんだろ、じいさんから聞いたぞ」
三人衆の一人が手を挙げる。
ここまでの裏事情は知らないが、五鈴は憶測を続ける。
「あたしも、生まれる前の話ですから又聞きです。ただあたしのように商いに関わってる人間からしたらねえ、なんて分かってないんだろうと思います。なんだかんだイギリスフランスに比べてロシアは友好的ですしねえ。対馬だ、蝦夷だにちょっかい出してるだけですからねえ」
そして五鈴はたたみ込む。
「あとねえ、ご隠居さん。アヘンが出回らないのはイギリスフランスが清で手を焼いているのもあるのかもしれませんが、日本を落したいだけなら、清にしたみたいに少し無茶してでも、さっさと日本をアヘン漬けにするんじゃないですかねえ。けど商人からしたら困るんですよ、腐った国で何を売って買うっていうんです。太平軍ですか、そのお方達みたいな人がいる場所に商人は行きやしません。艦隊はうようよしていますが、それは戦う御人の考え方で、商人はまた違うと思いますねえ。生かさず殺さず、搾取の鉄板ですねえ」
湯水のごとく溢れる情報と情報を結び、五鈴は語る。
詐欺師や教祖が獲物を絡めとるに近い話術で掌握しようとする。
五鈴が一息に論じ終えると、先ほどまで玉突きのように飛び交っていた意見がとまり、場が静まり返す。
ここで、黙っていた中心の男が落ち着きはらった仕草で息を深く吸った。
「——つい最近、江戸の火付盗賊改出身の大坂目付が京都町奉行所の目付方に移動してきてね。捕まった攘夷派は江戸にいた脱藩士だったらしいから、目付は旗本に口出しできるし、老中に上申すれば捕らえるも可能とされてる。火付盗賊改出なら、なおさら伝手もあるだろう。京都町奉行所所属なら与力・同心も使えて一石二鳥。移動した直後だから、権限があべこべになっても無理やり押し通してしまおうって腹積もりなんだろうさ。徒目付・小人目付(目付の実働員)でことも済ませられそうなのに、奉行所巻き込んで大袈裟にしたのは、見せしめだろうね。ここまでするには小物すぎる。関さん(現京都所司代)が関東の連中(幕府上役)にちくったかな」
ややこしいが、一人の人間が二つの役職を兼業したからできた離れ技というわけだ。
「町奉行さんはお武家様相手には強く出れませんからねえ」
「ま、将軍が上洛する日も近いのもあるんじゃないかな」
「上洛なさるんですか」
「私の妄想ではね」
男は肩をすくめて冗談めかした。冗談にしては人目をはばかる話題だ。
「失礼ですがねえ、お名前を伺ってもよろしいでしょうか」
「そうだ名乗っていなかった、顔馴染みしかいないものだから」
一息おいて
「勝海舟、以後お見知りおきを」
勝が名乗ったのを皮切りに、周りの人らも口々に素性を告げた。
「吉村です。土佐の坂本さんの名代で来てます」
白い歯の青年が会釈し、
「瑞野。彦根藩医だ」
続いてご隠居が名乗り、
「蘭学者してます、宇田川です」
十徳姿が手を上げ、
「薩摩藩士です、望月です。よろしくお願いします」
月代を綺麗に整え、小ざっぱりとした若者に次いで、
「勘定方に勤めてます。名前は勘弁してください、勘ちゃんとでも」
そっけない奉行勤め、
「吾郎」
「三之助」
「一義」
三人衆が自己紹介を締める。
次々と九人が名乗り、最後に縁側にいた若者が
「長谷川」
あぐらをかいたまま振り返った青年というにも若い、癖のある髪をぴしりと縛り上げ、筆で描いたような切れ長の目、若さを引き立たす唇の赤みが浮いていた。
「ああ、あなた様がねえ」
五鈴が無意識に手を頬にあてた。
「なんだ、長谷川って名乗ったのかい。京の坊」
長谷川は勝を一瞥し、五鈴に対して居住まいを正した。
「素性が言えなかった事情は察してくれ」
「構いやしませんがねえ、想像よりも随分とお若いですねえ」
「顔が見えると侮るだろう。先輩方は」
痛烈に返す長谷川に、五鈴と勝は目を合わせる。
若いといっても十五前後の、立派な成人であることは分かる。しかしここに集まる顔ぶれと比べてしまえばまだまだこわっぱの趣がある。
「京の坊」
長谷川は懲りずに幼名で呼ぶ勝に、柳眉を険しくすると、
「勝さん、」
「五鈴さんの下で動きなさい。五鈴さんも京の坊を使ってください。国内外問わず政治は暴れます、知らないは痛手となる。欲しいでしょう。政治の小指が。公家も動き出した。一介の町人がつっこめるはずがないんですよ。我々としても、貴方がここに出入りしてくれればと思います」
優しい口調だが、拒否するのを許さない圧があった。
ざああ、と風が開け放たれた部屋に吹き込み、長谷川の髪揺らした。
五鈴は長谷川から目を反らさずに張り時だと確信する。
ここで受けれれば枷となる、しかしこの機会を逃せば舞台の裏側が知れない。
この番犬を近くに置くは首輪と同じかもしれない。
だがこの下屋敷で手に入る情報とこの足枷を天秤にかけたとき、果たしてつり合いはとれるのだろうか。
「この前、手に入れたっていう地球儀出してくれ」
長谷川はすっくと立つと縁側から畳に上がり、勝の傍に座り込んで出てきた折り畳み式の地球儀を手にする。
「おやまあ、」
五鈴は初めてここで心の底から感心したため息をつく。
「傘型の地球儀——ベッツ社の最新式とは流石お目が高い」
長谷川は地球儀に指を差し、口を開く。
「——ここに対馬がある。そもそもロシアが蝦夷や対馬、日本をせっつくのは貿易がしたいだけじゃない、海防も兼ねてる。ロシアには南下政策っていう国策があるんだ。ロシアは寒すぎて冬になれば港が使えず船が出ない。知ってるだろ」
白い手に剣ダコをこさえた指が樺太のあたりと、北極のあたりを触る。
「その間に自国に近い領土——例えば日本とか——にイギリスフランスの艦隊が置かれてみろ、まさに寝られない。確かに対馬は清や半島と貿易するのにちょうどいい位置にあるが、ひとたび戦になれば、対馬という安全地帯があるだけで攻めた方が変わる。ロシアがイギリスと戦争したらまずは欧州経由でやりあうだろうが、イギリス艦隊を日本においてロシアを包囲するだろうな」
欧州から喜望峰(アフリカ大陸の先端)を経由し、イギリス領インド帝国、欧米に実質支配された南諸島。これらを経由して対馬・日本で羽根を休め清・ロシアに仕掛けることを思いつくは容易い。
清が落ちた今、問題は多発しているにせよ、巨大な市場を欧米露が手に入れたと同時に兵士を送り込める経路が確保されたともいえる。
「貿易と戦略が絡み合っていると」
「そうだ。そして日本は海洋国家だ。海に囲まれてる。そして海路は陸路よりも早い。船の保有が圧倒的に少ない幕府が陸で一つの港を守っているうちに、外国船はさっさと海を渡って違う港を狙う。海岸に隙間なく大砲が置けるならまだしも、ちんたら大砲移動させてる内に船に追い越されてどかん。だから船が売れるんだよ、商人さん。洋式艦船は良い値だろ」
貿易をしたいと商人がやってきてキリスト教を布教し、支配しようとするやり口は戦国時代から有名だ。
「商人は貿易したいだけかもしれない。でも武人は侵略したいかもしれない。どちらかはわからないさ。いずれにしても海戦では要所になるが」
一通り話して満足したのか、滑らかに海防を説明する長谷川は乗り出した身を戻し、力を抜かした。
「だから侮るって言ったろ」
若武士はやっぱり、といった仕草で肩を竦めた。五鈴が勝の差し出した枷の力量を測っていたのを敏感に察していたのだ。
「さて、どうだろう、五鈴さん。こいつは使い物になるかな」
勝が楽しそうに五鈴に問うた。
朝露が似合う後家の女に袖にされた日を思い出す。
あちらこちらでふわふわと博打をする日々。
愛想が尽きたと言われた。
顔を合わせることがあったら愛想どころかため息をつかれそうだ。
「ええ・・・・・・、よろしくお願い致しますねえ」
五鈴は畳に片手をついて、承諾した、
ツボ振りの手に丁半の賽が揃う。
賽が壺に叩き込まれる前の、無限にも無にもなる時間が五鈴の人生を動かし始めた。
episode1「丁半ばくち」完
次は小話(幕間)更新。
※1草莽の志士・・・脱藩浪士と豪農層出身者を中心とし、多くは尊王攘夷派に属した
※2雲助・・・江戸時代、街道の宿駅や渡し場などで、荷物の運搬や駕籠かきなどを仕事としていた無宿の者
※3藤田覚 2015.5.20『幕末から維新へ』より引用
〈参考文献〉
藤田 覚『幕末の天皇』講談社学術文庫 2013
藤田 覚『日本の開国と多摩 生糸・農兵・武州一揆』吉川弘文館 2020
藤田 覚『幕末から維新へ』岩波新書 2015
神谷大介『幕末の海軍 明治維新への航跡』吉川弘文館 2018
高槻泰郎『大坂堂島米市場 江戸幕府VS市場市場』講談社現代新書 2018
人文社編集部企画『幕末京都交通案内図 京都幕末 旅のしおり』人文社 2012
坂東真紅郎、ランディ・マッコール、アダム・クロムシンガム他『クトゥルフ神話TRPG クトゥルフ・フラグメント』KDOKAWA 2015
〈参考論文〉
廣瀬靖子「幕末における外国軍隊日本駐留の端諸」『幕末維新論集7 幕末維新と外交』P162~214
高橋 敏「幕末民衆の恐怖と妄想―駿河国大宮町のコレラ騒動―」国立歴史民俗博物館歴史研究所 2003
高橋秀彗「幕末京都の政治都市化と寺院の生存戦略―宗教横断的な視点からー」
鈴木洪三「江戸商人の経営と戦略」
藤井明広「文化期における大坂目付の「遠国御用」ー京都在勤時の動向を中心にー」
〈すべしゃるさんくす〉
友人 ふくべさん
友人 番頭さん