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この連休、なにもしていないようで意外となにかしていた。また高校の同級生とズームで語りあかしたのが一番楽しかったことであろうか。実は今日の朝に先輩と風俗店にいってきたのだが、正直微妙の一言であった。私は普段の自慰行為のやり方が悪いせいで簡単に絶頂できなくなっているらしい。だがある意味で割り切れたので、それもよかったかもしれない。もう風俗店やデリヘルに自分から行くことはないだろう。
まさか本当に現実の女性でちゃんと勃起しなくなる日が来るとは。もちろん超絶美少女とかだったら別かもしれないが、自分のなかにはすがすがしいまでの諦めの気持ちがある。同人誌や官能小説で語られていたものは、やはり幻想であり人生において私が抱いた幻想ほどの快楽というのはそうないのだろう。
しかし、その幻想が失われてしまったわけではない。それは儚い夢ながらも、確かにまだ私の心のなかにはっきりとした形で刻まれているのだ。現に、私は今日帰ってから一人で抜くときになんの支障も感じなかった。だから私はこれから一生、この幻想と共に歩んでいくことになるのだろうと、なんとなくそんな予感がする。そしてそれが虚しいことだとはあまり感じていないのが不思議なところだ。
まあ、女に金を使わずに済むならその分自分を磨いて生きるのもよいかもしれない。幸い、いまはそういった変わり種でも生きやすい世の中だ。きっと私はやめろと言われても自慰行為を辞めることはないだろう。なんとなく、彼女もできないし風俗にいかないならこれ以上困ることはないと感じるからだ。ならば現状を維持し、私の精力が衰えるまではせめてもの幻想を大事にしていこうではないか。




