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 特に書くことがないので、異世界設定を考えようのコーナーだ。異世界の設定を考えよう。


 異世界といえば魔法がある。魔法といえば、よく魔素というワードがでてくる。つまり魔法のもとになる存在で、それが酸素とかみたいに空気中にぷかぷか浮いているのだ。空気中の魔素濃度が高いほど魔法が使いやすいとか、魔物が生まれやすいとか、そんな設定がよくある。

 魔法は万能だから、魔素はさらに万能だ。だから、一時期は魔素で生きる生命というのを当然に思っていた。魔法という不可解な手順で変換してエネルギーにすることができるなら、それを生命活動のエネルギーにしてしまう、というのはとても自然なことだ。しかも光合成と違って魔素変換により得られるエネルギーは非常に大きいものと思われる。

 そう思っていたのだが、現代でも使われている万能のエネルギーがあることに気づく。電気だ。しかし、人間は電気で生命活動を維持することはできない。これはなぜか。それぞれのご家庭で発電を行うより、まとめて一か所で大量の発電をしたほうがエネルギーの変換効率は高い。人間一人一人が自分勝手にエネルギーを作っている現状はあまりに非効率的だ。もし電気を利用して生命エネルギーをそのまま供給できるのなら、そちらのほうがよっぽど良いのではないか。人類は過食と、効率の悪い変換設備から解放される。

 そのことについてGeminiに聞いてみた。結論として、生命には【ATP(アデノシン三リン酸)】と呼ばれるエネルギーが必要だから、他のエネルギーでの代替えは不可能というものだ。ではなぜそのよくわからないATPというやつが必要なのかが気になるだろう。その答えは単純で、生命はそのATPをエネルギーとして使うことを前提に設計されているからだ。非常に大雑把な例を出すと、ガソリン車はガソリンでしか動かず、軽油を入れたら壊れてしまうということだ。コンピューターでいえば電気を前提に2進数と多数のプロトコルを前提にしているので、いまさら他のエネルギーでといわれてもあらゆる規格を変更する必要があるということだ。量子コンピューターはそれに近いのかもしれないが、あれは一応2進数の領域に落とし込めていた気がするのでなんとかなっているのだろう。

 なので電気で生きられる人間を作るには、遺伝子情報を非常に緻密に書き換える必要があると思われる。そこはまさしく神の領域で、それができるならもっといろいろととんでもないことができそうだ。本当にいったい、どうやって遺伝子とかいう設計図は作られているのだろうな。

 少し気になったので遺伝子の記憶能力についても聞いてみた。実際の遺伝子情報はせいぜい750メガバイト(MB)から1.5ギガバイトぐらいのようだが、理論値では「わずか1グラムのDNAに、215ペタバイト(2億1500万ギガバイト)ものデジタルデータを保存できる」ということらしい。これはあまりに圧倒的な数字で、正直信じがたい。ちょっと調べてみた感じ、実際に学術誌でそのような言及があったらしい。今の技術力ではまったく敵わないレベルだ。

 理由を確認してみたところ、「データの粒子がめちゃ小さい」「3次元構造」「4進数」というのがキーであるようだ。「3次元構造」については以前の異世界データ保存方法で言及したことがあった。こういうときNotebookLMから過去のデータを参照できるようになったので便利だ。と思っていたのだが見つからなかった。ダメじゃねぇか。

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