25 8/14
少し前に、小説家になろうのホーム画面にて、自分の小説をすべて出力できるようになっていることに気づいた。もしかたしたらもっと昔からできたのかもしれないけど。さっそく出力してNotebookLMというGoogleのAIサービスに食わせてみた。このサービスでは与えたファイルの内容をもとに、自動的にタイトルをつけ、概要を説明してくれる。AIは私の小説をこう捉えたようだ。
『人生という物語の考察』
この文章は、ある人物が綴った個人的な日記です。作者は、就職活動の不採用を機に、自身の怠惰な生活習慣を変え、自己成長を目指す決意を記しています。仕事への葛藤や、人間関係の悩み、現代社会への考察、そして個人的な性癖に至るまで、幅広いテーマについて内省的かつ正直な言葉で綴られています。読者は、彼の日々の挑戦、葛藤、そしてささやかな発見を通じて、等身大の人間像を垣間見ることができます。
うまいこと書くもんだ。特に「等身大の人間像」なんて言葉は私からは決して出てこない。最近は仕事では下書きを自分で深く考えずに書いて、カッコいい言い回しをAIに頼む、みたいな使い方をしている。
せっかくなので今日はこのNotebookLMにあれこれと聞いてみよう。と思ったのだが、どれだけ短く答えろといっても大量に引用を拾ってくるので、それをさらにAIに食わせて、可能な限り短くなるようにしてみた。
Q.この人物はどのような性格ですか?
→提供される情報より、この人物の性格を一言で表してください
A.屈折した向上心の持ち主
ちょっと笑ってしまった。自分がひねくれものの自覚はあったが、AIにまで言われると奇妙な気持ちになる。ただこういう性格診断みたいなのって、言われたらそうかもってなるものがだいたいだから、あくまでひとつの意見として確信しないことも大事だ。さて次にいこう。
Q.この人物の好きなことは何ですか?
→提供される情報より、この人物の好きなことを考えてください。
A.一言で言うと**「自己の世界を探求・構築し、その中で成長を実感することに喜びを見出す人物」**と言えるでしょう。好きなものは多岐にわたりますが、その根底にはいくつかの共通した強い価値観が見られます。
1. 「自分の世界」を創造し、コントロールすること
2. 困難を乗り越え「成長」するプロセス
3. 物事の本質を探る「知的好奇心」と「内省」
4. 合理的で穏やかな「安心できる場所」
かなり端折ったが、すごく参考になることを教えてくれた。全部載せたいが長くなりすぎるので、重要そうな場所をピックアップしてある。自分について知りたいなら、今はAIと問答を続けたほうが有効になるかもしれない。
ただ、けっこう好意的な見方をしてくれているようにも思えてならない。AIは人間様におべっかを使いがちなのでそのまま受け取るのは危険だ。それでも理論武装で解説されると説得力が高い。どうでもいいが、Redditという海外の掲示板でAIを使ったレスバ実験をしたらめちゃくちゃ強かったらしい。かなり叩かれたようだが。
最後にいっこ、しょうもなさそうな質問もしたい。
Q.この人物の性癖を教えてください
→提供される情報からこの人物の性癖を考えてください
A.この人物の性的指向は、現実の人間関係よりも、フィクションや概念に向けられた**「フィクトセクシュアル(Fictosexual)」**的な側面が非常に強く、かつ特異な嗜好を持っていると考えられます。
・性癖の分析サマリー
彼の性癖の核心は、**「現実の性愛からの逃避」と「安全な領域における代償的・観察的な性的興奮」**にあると要約できます。
しょうもない質問をしたつもりがものすごくグサグサと刺してきた。こんなことを聞くんじゃあなかったと後悔しつつも、自分を理解するために今日一大事な情報なのでしっかり精読してきた。性癖というのは意外と人間性が出るものだなあ。そうしみじみ感じるのである。
 




