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昨日「Google Cloud Next Tokyo」というものに参加してきた。相変わらずAIはすさまじい勢いで進歩しているので、近いうちに仕事がなくなるかもしれないなということを再認識するに至るのであった。ではオフィスワークでAIにできないことはなんだろうかと考えてみると、それは物理作業と入力作業ではないか。正確にはできないのではなく、できても実装するコストに見合わないということだ。
例えば私の主要業務のひとつにパソコンの交換作業などがある。もしAIが配備された未来における、この業務の一連の流れを見てみよう。
先ず、現場スタッフの田中さんからパソコンの交換依頼がくる。申請の対応はAIで可能になるだろう。申請ルートからAIに連携され、AIはデータベースから申請者が現在使用しているパソコンを把握する。それから故障情報を追記し、「要交換フラグ」を立て、新しいパソコンの選定を行う。もちろん新しいパソコンにも「用意中フラグ」を立てるかもしれない。その後にパソコンを用意する人を選定し、用意中フラグはその用意者情報とセットで管理されることだろう。見事選定されたのは私だ。AIは私に「管理番号A03568のパソコンを東京支店の田中さん用にセットアップしてください」と伝える。おそらく必要な設定項目や注意事項なんかも付属するかもしれない。
頭を使わない雑用は人間様の仕事だ。私はパソコンのセットアップをマニュアル通りに手作業で行い、梱包と発送作業を行う。その後にAIにパソコンを用意し、発送したことを報告する。AIは用意中のフラグを発送に切り替え、田中さんに連絡を行う。
田中さんはパソコン到着後に、AIのマニュアルに従ってデータ移行や追加のセットアップを行う。田中さんはAIにセットアップOKと古いパソコンの返送連絡を行う。AIは再度私にそれを伝える。私はパソコンを受け取ってAIにそのことを伝え、、
なんか思ったより楽にならないな。結局データ管理と事務連絡しかやってくれないじゃあないか。実務作業はAIではどうにもならないというわけか。
思いついたのだが、USB型AIというのはどうだろうか。さきほどまでの管理を司るマザーAIと連携した、いわばマザーAIの分身のような小型デバイスだ。新品のパソコンにぶちこむとマニュアルに従って相応しいセットアップをすべてやってくれる。
そういえば少し前にセットアップを楽にしたいのでパワーシェルでどうにかできないか調べていたのだが、なぜかうまくいかない。AIが間違えているのか、セットアップ用のパソコンがダメになっているのか。Windowsパソコンにはそれぞれの設定に世界で唯一の管理番号が割り振られているらしい。ブルートゥースのオンオフとかにもだ。どうにもその管理番号が壊れているとかでうまくいかなかった。そういえば私が使っているパソコンは他の人が使っているけど調子が悪いとかでクリーンインストールしたのだったな。もしかしてそのせいだろうか。




