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 一人暮らしを始めてからというもの、何かと腹が膨れていて大量が優れないことが増えた。なぜだろうかと気に病んでいたのだが、今日ついにその理由が判明したのだ。

 その理由とは、ずばり食べ過ぎである。


 まあまず私は食べるのが好きだ。一日の楽しみの半分は食べることであるといってもよいほどに食べるのが好きだ。朝餉が終われば昼飯を待ち、昼飯が終われば夕餉を待つ。当然休みの日はその合間に間食を頂く。そんなことをしていれば腹が膨れ続けるのも当たり前ではある。

 さらにいうと、飯時の一度に食べる量が多い。というのもこれは部活動で汗を流していたときの感覚が残っているというのもあるが、一人分の量というのがしっかりわかっていないのが問題であると思う。私は一応一人暮らしの民として自炊を行っているが、面倒なのでおかずと副菜と汁物と、なんてことはしない。メインの一品があって、そこから増えるとしてもお米かインスタントの汁物くらいである。実際、今日の夕飯は肉じゃが単品というなかなか腹に溜まるものであった。しかしながらネットや本に載っている料理はどれもそれ単品ではなく、夕飯の中の一品としての分量で作り方は表示されている。当然、それだけでは足りないので、私はてきとうな量だけ増やして単品で終わらそうとする。そうすると正しい量というのが体感的にしかわからなくなるのだ。

 ついでに言えばもう夏も近づいてきているので、買った食材はできるだけ早く消費したい。昨日の鍋には異臭を放つ肉を使ったのだが、驚いたことにキムチの匂いすら負けてしまい食べている途中で不安になって肉は捨ててしまうことになった。あとちょっと変な味がしたし。幸いなことに腹を下すことはなかったが、ああいったものはやはり食べなくて済むならそれがよい。

 というわけで、買った食材は早いこと消費したいという思いもあって、一度の料理に大量の食材をぶち込んでしまうのだ。今日の肉じゃがの食材を見てみよう。

 豚肉250g

 玉ねぎ一個

 人参一個

 じゃがいも二個

 それぞれの重さはしらないが、ここに水などが加わるのだから全部で600gくらい食べているのではないだろうか、それが多いかいまいちわからないが、いや多いような気がする。次からは400gくらいを目安に食べれるよう、考えて料理をしなければ。

 まあそんなことができるならこんな苦労はしないのだろうが。

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