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一人暮らしを始めてからというもの、つい食べ過ぎてしまうことが多い。お昼や夕餉に食べ過ぎるということはないのだが、例えば今のような寝る前の間食となるとついついお菓子をついばんでしまうのだ。結果として腹が膨れ少し寝苦しくなり、翌日の朝もなんだか腹が重たい気持ちで過ごさなければならないのでこの習慣は直したほうがよいかもしれない。
とは思っているのだが、仕事が終わって茶を飲みながらまったりとお菓子を食べ、ネットサーフィンにかまけるのが今の私の数少ない楽しみである。これがなくなったらいったいどうやって生きていけばよいのだ!
というほどではないが、楽しみであることには変わりない。私はこういうなんとなく意味もなく優雅な生活に憧れていたので、まあ満足するまでやればいいではないか。しかしおもったよりも買いためてあるお菓子の消費速度は速くない。もしかしたら私の腹の許容限界が小さくなっているのだろうか。
大人になるにつれ、昔は当然だったものが変わってくると聞いていたが、それがこうも早く訪れるとは思ってもみなかった。温かい飲み物を好むようになり、甘いものをあまりたくさん食べれなくなり、ファミレスにいってもソフトドリンク飲み放題を頼むことはなくなった。むしろ飲み放題がついていてもお茶ばかり飲む始末である。いつのまにやらサワー系の酒は飲まなくなり、代わりにあれほどマズイといっていたビールを好んで飲んでいる。
こういった変化はまだ小さなものだが、これらが積み重なればまったく昔は思ってもみなかった自分へと変質していくのかもしれない。それがいいことか悪いことか、それはわからないが、変わっていく自分というものにせめて自覚的でありたいものだ。




