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明日から三連休だ。何をするかは決まっていないが、まあ楽しめればいいんじゃないかな。とりあえず明日の夕方は高校の友人と飯にいくことになった。もんじゃを食べたいというので、月島もんじゃを食べにいく予定だ。
もんじゃというと定番の打ち上げメニューな気がしなくもないが、実は私はほとんど食べたことがない。先ずもんじゃという存在を知るのが遅かった。大学生になって、高校生の同窓会に顔を出したときに初めて知ったのだったと思う。そのとき、先ず思ったのがこうだった。これゲロみたいな見た目してんな、と。いや実際誰もがそうは思わないのだろうか? その第一印象もあいまって、なんだかあまり食べに行く気になれないのだ。もんじゃが嫌いというわけではないし、むしろ普通に美味しいのだが、とりあえず第一印象というのはすごく大事な要素なのだ。
月島といえば私の記憶では「江戸前エルフ」が覚えに新しい。エルダ様という古来から日本に住まうオタクエルフと、その巫女である女の子の物語だ。ハートフルな日常物語といった少々ありきたりな内容だが、王道には安心感がある。バトルものにはない穏やかな展開は心に平穏をもたらしてくれる。珍しく最後まで見逃さずに見たアニメであった。そのアニメの舞台がまさしく月島であったのだ。確かもんじゃも出てきたような出てないような。。
当然、現実には耳長神社もないし、アニメで見た街並みも存在しない。店員さんは事務的に礼儀正しいだろうし、見えるものすべてが良くも悪くも現実的なのだろう。それでもあの穏やかな世界の幻影を探しに行きたくなってしまう。きっと聖地巡礼をしている人の気持ちはこれをずっと強くしたものなのだろう。存在しない世界とわかっていてもその存在をわずかにでも感じたくて、世界に浸り続けていたいのだ。
なんだか明日が楽しみになってきたな。集合前に一人で月島で幻想の痕跡を探すというのもなかなかオツかもしれない。まるで暇人であるが、社会人にはそういう自由が許されるのだ。




