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 たまにはファンタジー設定でも考えるか。


 異世界の食事事情でも考えてみようと思う。異世界もので必須ともいえる魔法があるが、魔法には魔力と呼ばれる魔法の源的なのがつきものである。これが非常に便利にあらゆるもののエネルギーとして使われているのだが、それなら魔力自体を効率的に摂取する食習慣もあるのではないだろうか?

 魔力回復といえば青色のマジックポーションみたいなのがあるが、それとは別での話になる。急速で過剰な魔力摂取は身体に悪影響を及ぼすと相場がきまっているのだ。具体的には酩酊、頭痛、吐き気、精神の錯乱などがそうであるとか。

 しかし魔力摂取の食習慣といっても、それって健康に必要な栄養素がひとつ増えたみたいな感じでしかない気がしないでもない。魔力が多い食べ物、というワードで想像できるのはなんだろうか。なんか光る花とか?

 エネルギーの性質上必ずしも食事で摂取する必要はないとも考えられる。異世界の住人は魔力をもとに火や光を生み出すが、その変化の性質は不可逆的なものなのだろうか? 火や土は魔力に戻ることはない。作品によるが自然の火と魔法の火を明確に区別している場合もあるし、相手の魔法を吸収して魔力を回復するようなこともある。必ずしも不可逆的ではないが、変化した魔力がもとに戻るというのは特殊なケースに思える。

 今はあまり関係のない探求だ。今回考えたいのは、自然界の魔力と人体にある魔力に明確な区別があるのかというほうだろう。一般に空気中や動植物の体内にも魔力が満ちていると解釈されることが多い。しかし人以外があまり魔法を使わないのは、魔法が意思を起因に起こされるケースが多いからだ。思考をもたない動植物は生来の魔法以外を使わないとされる。

 思うに、魔力というのは自然のものと人体のものでは区別されているように思う。なぜなら空気中の魔力を利用して魔法を使うというケースはあまりないからだ。魔法には魔力が必要で、魔力が『尽きる』と魔法が使えなくなるとされる。尽きる、というのは、使用者の体内の魔力がなくなることを指す。尽きたから体外の魔力をもってくるというのはまた別の技術みたいになってくる。ドラクエの瞑想とか、なんかそこらへんの木から生命力的なの奪うみたいな感じだ。

 そうなると自然の魔力を体内に取り込み、それを自分が扱える魔力に『馴染ませる』工程が必要というわけだ。ならば注目したいのは馴染やすさではないか。例えば魔力ポーションは人の体内で馴染みやすいように予め用意された魔力凝縮物というわけだ。これに例えるのは少し品がないが、魔力の概念は精力と似ているのだ。


 結局のところ、魔力的食習慣というのは、魔力が潤沢に含まれていて、かつ高い変換効率をもつ魔力性質をしている食べ物ということになる。それが何かというと、やはり動物に食べてもらえることに利が果物に落ち着いてしまうのではないだろうか。

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