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 暖色の明かりを灯すシーリングライト、普通の照明より幾分弱いがこの狭い部屋にはちょうど良い。それも夜となればなおさらだ。部屋には自分の好きな機械音声の音楽が流れる。静かで優しく、美しさを備えた曲を揃えているのだ。朝は元気のよい曲を聞いていたが、やはり夜は心の奥にまで染み入るような優しい歌が聞きたくなる。

 温かいお茶とチョコレートは安息に効果的だ。ただ寝る前に多量のカフェインの接種は控えた方がいいだろう。だから飲みすぎはダメだ。それに、チョコレートを食べたらよく歯を磨かなければならない。座っている椅子は比較的安価に手に入れたゲーミングチェアだ。最初こそかなり不安な要素が多かったのだが、概ね満足している。値段以上には活躍してくれる。合皮であるため、ずっと座っているとむれてくるのはいただけないが、それ以外はとくに不満もない、


 なぜこんなことを書いたのかというと、自分の環境を確認したかったからだ、現在の自分の状況もちょっとかっこつけていい感じの言い回しにしたらそこそこ満足いくものなんじゃないかと思ったのだ。ただまあ、私の表現力のなさを主汁だけであったようだ、

 今日は色々と小説を読んだり、アニメを見たりと一日中していたので、だいぶ眼が疲れている、今も半分目をつむりながら文字をうっている状態だ、前もこんなことがあったな。一か月ほど前、二重手術をしたときだ、

 色々なコンテンツを見たので、私の頭は今も色んな世界にあっちこっちと旅立って、思考がおぼつかないのだ。特に、魔法使いの嫁など、奇妙な望郷を誘われる感覚がある。メイドインアビスで出てきた、故郷に対する望郷ではなく、あるはずなのに決して届きえない、憧れとしての望郷だ。片田舎にポツンとある一軒家、そこに住まう不思議な魔法使い。そこに住み、人でないものたちとの奇妙な体験と、穏やかで落ち着いた日々。そんな望郷を描いてしまうのだ、

 でも、今の私の生き方だって、どこかの誰かには望郷のように映るのかもしれない。そう思ったのだ。それは例えば、異世界におちて冒険者だったり、戦士だったり農奴だったりになって生きる私が、かつての己に抱くものなのだろう。それは過去にたいする望郷ではない。なぜなら過去の私はひどく退屈していて、己が満たされていないと感じているからだ。

 それは未来の自分に対する望郷なのだ。美味しいごはんがいつでも食べられて、柔らかいベッドがあって、美しい曲があって、友がいて、性にも困らない。満たされないものなど何もないように思える、きっとそこにいば自分は幸せになれる、そういう家庭の未来の望郷なのだ、


 だが結局のところ、それは隣の芝生が青いだけのはなしでしかないのだろう。どれほど貧困でも、どれほど満たされていも、それに準じれば次を求め、変化を求めるのが人、というか少なくとも私の習性のように思える。つまるところ、今の私は誰かにとって、というより違う生き方をした私にとって、幸せに映るのだろうと思ったのだ。それをちょっと自覚してみたくなったのだ、

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