23 8/16
久しぶりに出社してきた。それ自体については特に何もなかったのだが、なぜか今日は朝から腹が痛くて、久しぶりに電車の中で腹痛に耐えるということをした。最近は腹痛になってもすぐにトイレにいける環境にいることが多かったので、かつての苦しみを少し思いだしたような、謎の感慨があった。苦しいことは苦しかったが、今までのような冷や汗が出て全身がびしょ濡れになる地獄のような苦しみではなかった。そういう意味でなつかしさに耽るくらいの余裕が一応あったというわけだ。
でも電車のなかで腹が痛くなるのってけっこう絶望感がすごい。特に会社まで結構距離があるときはギリギリのラインを攻めるべきかどうかでけっこう迷う。つまり、さっさと降りて駅のトイレに駆け込むという安全策をとるべきか、会社まで耐えて、そこのトイレにいくかということだ。駅のトイレにいけばその場ではすぐにいけるのかもしれないが、総合的な時間で見るとかなり時間を取られてしまう。普段降りない駅で降りてトイレを探して、朝の混んでいるトイレで用を足すのだ。トイレがけっこう汚いかもしれないというリスクもある。加えて、次の電車がくるまでにどれくらい時間がかかるのかわからないという問題もあるのだ。
しかしその選択をしない場合、腹痛とのチキンレースを始めることになる。皆さんご存知の通り、腹痛は何度かの波がくるものだが、最初は耐えられると思っても第三ウェーブあたりから尋常ならざる腹痛に転じる場合がある。そうなってから、慌てて駅のトイレにいこうと思っても最悪の結末を迎える可能性は否定できない。そのシナリオなんとしてでも回避したいなら、早いこと駅のトイレに駆け込むのが吉だろう。
今回はどうしたかというと、普通に会社まで耐えた。今回は座っていたし、なんとなく弱そうだなと感じたからだ。私ほどの腹痛の経験者になるとそういった予感も上手くなる、というのは冗談で、単純に時間的にトイレに寄れば間に合わないと思われたからだ。
わが社は一応フレックス制度があるので遅れていっても遅刻にはならないようになっているのだが、それでも上司とかにお腹痛いので遅れますと伝えるのがなんとなく嫌だったので、トイレにはいかずに我慢したのだ。けっこうギリギリだったかもしれない。あと10分長かったら相当な苦しみを味わうことになっていただろう。
今日はエアコンの温度を少し上げて眠ることにしよう。




